■ 主な症状
・トイレが近い(昼・夜)
・急な尿意で我慢できない、漏れる
・尿が出にくい/出切らない(残尿)
・くしゃみなどで尿が漏れる
■ 過活動膀胱(OAB)とは
・強い尿意が急に起こり、頻尿や失禁を伴う状態
・特定の病名というより「症状のまとまり」
■ 原因の大きな分類
1.神経の異常
脳・脊髄・末梢神経の障害(脳血管障害後、認知症、糖尿病など)で排尿調節が乱れる。
2.尿路の通り道が狭くなる
前立腺肥大、子宮筋腫、臓器の下垂などで尿が出にくくなる。
3.その他(冷え・緊張・筋力低下)
寒さや緊張で頻尿になる、加齢で筋力が弱り失禁・残尿が起こる。
■ 西洋医学の治療
・原因が分かればそれに応じた薬を使用
・ただし、原因不明や加齢による機能低下では改善が難しいこともある。
■ 漢方治療が向いているケース
・冷え・緊張・筋力低下による頻尿や失禁
・前立腺肥大・子宮筋腫などの圧迫による症状(不快感の軽減)
・末梢神経障害による排尿困難や残尿
→ 西洋医学で改善しにくい場合でも、症状が和らぐことがある。
① 前立腺や膀胱の働きをサポートする成分がある
ペポカボチャの種には
・フィトステロール
・必須脂肪酸(リノール酸など)
が含まれていて、
👉 膀胱や尿道まわりの筋肉の緊張を和らげる
👉 尿をためる働きを助ける
と考えられています。
そのため、トイレが近い・夜中に何度も起きるといった症状の改善に役立つことがあります。
② 膀胱の過敏さを抑える可能性
頻尿の原因のひとつに「膀胱が刺激に敏感になりすぎている」状態があります。
ペポカボチャの成分は、
・膀胱が勝手に収縮しやすくなるのを抑える
とされ、尿意を感じる回数を減らす助けになると考えられています。
③ 昔から使われてきた実績がある
ヨーロッパでは、ペポカボチャの種は
・軽い排尿トラブル
・夜間頻尿
などに伝統的に使われてきた植物です。
医薬品ほど強くはありませんが、体に比較的やさしいのが特徴です。