糖鎖とは、複数の糖(ブドウ糖など)が
鎖のようにつながった構造です。
糖鎖は、細胞の表面やタンパク質、
脂質に結びついており、体中のほぼ
すべての細胞に存在します。
DNAやタンパク質ほど知られていませんが、
生命活動に欠かせない重要な分子です。
糖鎖の主な役割
● 細胞の目印になる
細胞同士がお互いを見分けるための
「名札」のような働きをします。
● 情報を伝える
細胞同士のコミュニケーションを助け、
免疫や発生、組織の維持に関わります。
● 免疫を調節する
体が自分の細胞と異物を区別したり、
病原体への反応を調整したりします。
● タンパク質を守る
タンパク質の形を安定させたり、
分解されにくくしたりします。
疾患と糖鎖の関係
糖鎖の構造や量が変化すると、
さまざまな病気に関わることがあります。
● がん
がん細胞では糖鎖が変化し、増殖や転移を
助けることがあります。
そのため、がんの診断や治療の標的として
研究されています。
● 感染症
ウイルスや細菌は、細胞表面の糖鎖を
利用して体内に侵入することがあります。
● 自己免疫疾患
糖鎖の異常により免疫の働きが乱れ 自分の
組織を攻撃してしまうことがあります。
● 先天性糖鎖異常症
生まれつき糖鎖を正常に作れない病気で
発達の遅れや神経症状などを
引き起こします
● 生活習慣病や認知症
糖鎖の変化が糖尿病やアルツハイマー病
などと関連する可能性があり、
研究が進められています。
糖鎖T-1(希少糖)は、
タンポポの力の源とされる
特殊な糖鎖で、分子量600以下の非常に
小さな成分です。
良質なタンポポの葉50kgからわずか
1gしか抽出できない貴重な成分です。
糖鎖は、細胞の表面にある
「アンテナ」のような役割を果たし、
細胞同士やホルモンなどが情報を
やり取りするために欠かせません。
私たちの体をつくる細胞一つひとつに
数万本存在し健康維持に
重要な働きをしています。
また、糖鎖は受精や
免疫機能にも関わっています。
精子と卵子が結びつく際には糖鎖が
「鍵と鍵穴」のような役割を果たし、
免疫では抗体(IgE、IgG、IgAなど)の
働きを調節して、過剰なアレルギー反応を
抑えると考えられています。
細胞の糖鎖を補い活性化することで、
脳神経の発達や免疫機能の正常な働きを
サポートすることが期待されています。
一方で、糖鎖の働きが低下すると、
ウイルスや細菌への対応が十分にできず、
体の機能が低下する可能性があります。
その結果、不妊症、糖尿病、発達障害、
アトピー、喘息、がん、関節リウマチ、
アルツハイマー病、高血圧、脂質代謝異常
慢性腎臓病など、さまざまな疾患との
関連が指摘されています。