尿蛋白(尿たんぱく)に
ついての要点まとめ
健康診断の尿検査では、
尿にどのくらいたんぱくが
含まれているかを
「±」「1+」「2+」「3+」
などで示します。
特に重要なのは、
「2+以上」の場合です。
●2+・3+:
腎臓の病気が隠れている可能性が
あるため、医療機関を
受診することが強く勧められる
●1+:
一度だけなら脱水などで一時的に
出ることもあるが、
繰り返し出る場合は注意が必要
●±:
必ずしも病気とは限らないが、
何度も続く場合は確認した方がよい
特に、高血圧・糖尿病・肥満などが
ある人で尿蛋白が続く場合は、
受診を検討することが大切です。
腎臓には、血液から不要なものを
尿として排出しながら、
体に必要なたんぱく質などは
尿に漏らさないようにする
働きがあります。
そのため、
尿にたんぱくが出ているということは、
「本来は漏れないはずのものが
尿に漏れている」
というサインです。(腎臓からのSOS)
なお、
尿蛋白が出たからといって、
単純に「たんぱく質を食べすぎた」
という意味ではありません。
3. 健康診断で尿蛋白が陽性になる理由
健康診断では、
尿試験紙を使って尿蛋白を調べます。
ただし、
尿が濃くなっていると、
実際には問題がないのに陽性に
なることがあります。
例えば、
脱水状態で尿が濃くなっている場合です。
そのため、
一度だけ「1+」などが出たからといって、
必ず腎臓の病気があるとは限りません。
一方で、
何度も尿蛋白が陽性になる場合は、
医療機関で詳しく調べることが重要です。
医療機関では、
尿蛋白をより正確に「量」として
測定することがあります。
過去の研究では、
尿蛋白が「2+・3+」の人は、
将来的に腎臓の機能が低下し、
透析が必要になるリスクが
高くなることが示されています。
そのため、
「2+以上なら、放置せず医療機関へ」
「±」と「1+」は
それほど大きな差がない一方で、
「1+」から「2+」になるところには
大きな意味があります。
尿蛋白が出ている場合は、
尿蛋白の「+の数」だけを
見るのではなく、
ほかの検査結果や
生活習慣なども確認します。
例えば、
●尿蛋白が実際に
どのくらいの量なのか
●高血圧があるか
●糖尿病があるか
●肥満があるか
●腎臓の病気がないか
●血尿が一緒に出ていないか
などです。
特に、「尿蛋白+血尿」の場合は、
腎臓の特殊な病気が
隠れている可能性もあるため、
より注意が必要です。
基本的には、尿蛋白が出た人は
一度気にした方がよいとされています。
ただし、特に注意したいのは、
●「2+以上が出た人」
●「1+が何度も続く人」
●「高血圧・糖尿病・肥満などがある人」
●「尿蛋白と血尿が同時に出ている人」
です。
一時的に尿が濃くなっていたことが
原因の場合もあるため、
一回の検査結果だけで判断せず、
繰り返し確認することが大切です。
7. 尿蛋白は「未来の腎臓」を
守るためのサイン
「尿蛋白は腎臓からのSOS」
ということです。
クレアチニンなどの数値は、
現在の腎臓の状態を
知るための重要な指標です。
一方、尿蛋白は、
将来的に腎臓が悪くなるリスクを
知るための重要なサインでもあります。
つまり、
尿蛋白が出ている段階なら、
生活習慣の改善や適切な治療によって、
将来の腎臓の悪化を
防げる可能性があります。
尿蛋白は
「たいしたことない検査結果」と考えず、
腎臓からのSOSとして
捉えることが大切です。
特に
「2+以上」「1+が繰り返す」「血尿もある」
場合は、放置せず医療機関で
詳しく調べてもらうことが重要です。
一度だけ陽性になった場合は
脱水などが原因の可能性もありますが、
繰り返し尿蛋白が出ていないかを
確認することが、
将来の腎臓を守ることにつながります。