●血液のがんの一種です。
●血液を作る「骨髄」の中にある
形質細胞という細胞が
異常に増える病気です。
●初期には症状がほとんどない
こともあり、
発見が遅れることがあります。
特に、
●腰
●背中
●肋骨
●股関節
などに痛みが出ることがあります。
普通の腰痛と違って、
次のような特徴がある場合は
注意が必要です。
●特に原因がないのに
痛み始めた
●長期間痛みが続く
●徐々に痛みが強くなる
●動いていなくても痛い
●夜になると痛みが強くなる
●薬や治療をしても
なかなか良くならない
多発性骨髄腫では骨がもろくなり、
骨折しやすくなるため、
骨の痛みが起こります。
多発性骨髄腫では、
次のような症状が
出ることがあります。
●貧血
→ 疲れやすい、息切れ、
動悸、階段がつらい
●感染症にかかりやすい
→ 風邪などを繰り返す、
治りにくい
●腎臓の機能低下
→ むくみ、尿の異常、血液検査で
腎機能の異常を指摘される
●高カルシウム血症
→ 食欲低下、吐き気、便秘、
強いだるさ、意識障害など
●体重減少
→ 食事量が変わらないのに
痩せていく
ただし、
これらは多発性骨髄腫だけに
起こる症状ではありません。
「腰痛」「疲れやすい」「貧血」
「風邪をひきやすい」など、
日常生活でもよくある
症状だからです。
そのため、
「年齢のせいだろう」
「疲れているだけだろう」
と考えてしまい、
発見が遅れることがあります。
多発性骨髄腫には、
すぐにがんとして発症する
のではなく、
その前段階が存在します。
代表的なものが、
●MGUS:異常な「Mタンパク」が
血液中にあるものの、
まだ病気による障害がない状態
●くすぶり型多発性骨髄腫(SMM):
多発性骨髄腫に近い状態だが、
まだ症状や臓器障害がない状態
これらはすぐに治療せず、
定期的な血液検査などで経過を
見ることが多いです。
ただし、
将来的に多発性骨髄腫へ
進む可能性があります。
血液検査などで、
●貧血
●Mタンパクの増加
●腎機能の異常
●カルシウム値の異常
などが見つかることがあります。
また、
長引く腰痛や背中の痛みを
調べた際に、レントゲンなどの
画像検査から発見される
こともあります。
多発性骨髄腫は、
以前は治療が難しい病気でしたが、
現在は新しい薬や免疫を
利用した治療などが進歩しています。
そのため、
以前よりも長く病気と付き合い
ながらコントロールしていく
病気になってきています。
「原因がよく分からない腰痛・
背中の痛みが長く続き、
徐々に悪化している」場合は、
年齢のせいと決めつけない
ことが大切です。
もちろん、
腰痛がある=多発性骨髄腫という
意味ではありません。