尿路結石について

2026年08月17日 12:32
カテゴリ: 泌尿器系

1. 尿路結石とは?

腎臓で作られた尿が通る
「尿路(腎臓→尿管→膀胱→尿道)」
に石ができる病気です。

石が腎臓にあるだけなら痛みがない
ことも多いですが、
石が尿管に詰まると
激しい痛みが起こります。

2. なぜあんなに痛いの?

石が尿管をふさいで尿が
流れなくなると、
腎臓に尿がたまって
内部の圧力が上がります。

この圧力が、腰・背中・脇腹などに
起こる激痛の主な原因です。

血尿が出ることもあります。

3. 夏にできやすい理由

夏は汗をかいて体内の水分が
減るため、尿の量が少なくなり、
尿が濃くなります。

尿が濃くなると、
尿に溶けているカルシウムや
シュウ酸などが結晶化し、
石ができやすくなります。

特に睡眠中は水分を取れないため、
朝の尿は濃くなりやすいです。

4. 食生活も関係する

肉類などの動物性たんぱく質や
脂肪の多い食生活、
肥満などは結石のリスクを
高めるとされています。

尿路結石は、
生活習慣と関係する病気
の一つと考えられています。

特に重要な予防法

●水分をしっかり取る
 水や無糖のお茶などを飲み、
 尿が濃くなりすぎないようにする。

●カルシウムを極端に制限しない
 カルシウムは腸内でシュウ酸と
 結びつき、シュウ酸が体内に
 吸収されるのを抑える働きがあります。
 牛乳・ヨーグルト・小魚など、
 食事から適量を取ることが大切です。

●甘い飲み物を飲みすぎない
 糖分の多い飲料は結石のリスクを
 高める可能性があります。

●ビタミンCのサプリを大量に取らない
 大量摂取すると、体内でシュウ酸が
 増える可能性があります。

●ビールで石を流そうとしない
 一時的に尿量が増えても、
 アルコールによる脱水や
 尿酸の増加につながるため、
 予防目的には適しません。

●シュウ酸の多い食品は調理を工夫する
 ほうれん草などは、
 茹でることでシュウ酸を減らせます。
 また、カルシウムを含む食品と
 一緒に食べるのもポイントです。

●レモンなどに含まれるクエン酸も役立つ
 クエン酸はカルシウムと結晶を
 作りにくくする働きがあります。

一番覚えておきたいこと

「尿路結石=カルシウムを減らせばいい」
ではありません。

むしろ、

水分をしっかり取る +
食事から適量のカルシウムを取る +
甘い飲料や塩分を控える

また、尿路結石は一度できると
再発しやすい病気なので、
「石が出たから終わり」ではなく、
その後の生活習慣を見直すことが
重要です。

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