血液中の尿酸が増えすぎることで、
尿酸の結晶が関節にたまり、
激しい痛みや炎症を起こす病気です。
血清尿酸値が7.0mg/dLを
超えた状態を高尿酸血症といい、
この状態が続くと痛風発作だけでなく、
●腎障害
●尿路結石
●心血管疾患
のリスクも高まります。
日本人は
「尿酸を排泄しにくいタイプ」が多い
高尿酸血症には
●尿酸を作りすぎるタイプ
●尿酸を十分に排泄できないタイプ
があります。
日本人では約6~7割が
「排泄低下型」とされ、
尿酸を作りすぎることよりも、
腎臓から尿酸を十分に
排泄できないことが主な原因で
ある人が多いことが分かっています。
そのため、痛風対策では
「尿酸を増やさない」だけでなく、
「尿酸をしっかり排泄すること」
が非常に重要になります。
痛風改善・予防の7つのポイント
尿酸は尿として排泄されます。
水分不足になると尿酸が濃くなり、
●尿酸値が上がりやすい
●尿路結石ができやすい
状態になります。
おすすめ
水やお茶を十分に飲む
脱水を避ける
肥満や内臓脂肪は
尿酸の排泄能力を低下させます。
体重を減らすことで
●尿酸値の低下
●痛風発作の減少
が期待できます。
学術的なエビデンスが比較的強いもの
✅ コーヒー
✅ 低脂肪乳製品
✅ DASH食
(野菜・果物・低脂肪乳製品を
中心とした食事)
✅ ビタミンC
✅ チェリー(抗炎症作用によって
痛風発作を減らす可能性)
●アルコール
●果糖を多く含むジュース・清涼飲料水
●プリン体の多い食品の食べ過ぎ
※現在では、プリン体だけを極端に
気にするよりも、食生活全体を
改善することが重要と
考えられています。
ウォーキングなどの有酸素運動は
●体重管理
●インスリン抵抗性の改善
●尿酸値の改善
に役立ちます。
※激しい運動は一時的に
尿酸値を上げることがあります。
尿酸は酸性の尿では溶けにくくなります。
そのため
●野菜
●海藻
●果物(適量)
を取り入れることは尿酸排泄を
助ける可能性があります。
必要に応じて医療機関では
クエン酸製剤などで尿を
アルカリ化することもあります。
近年は抗酸化・抗炎症作用を
持つ成分も研究されています。
期待できること
●炎症を抑える
●抗酸化作用
●尿酸を作る酵素
(キサンチンオキシダーゼ)を
抑える可能性
動物実験や一部の臨床研究では
尿酸値や炎症の改善が
報告されています。
期待できること
●抗酸化作用
●食物繊維による代謝改善
●キサンチンオキシダーゼ阻害
の可能性
●尿酸排泄を助ける可能性
一部の臨床研究では尿酸値の改善が
報告されています。
期待できること
●抗酸化作用
●抗炎症作用
一部の研究では尿酸値の改善が
報告されています。
期待できること
●キサンチンオキシダーゼ阻害
の可能性
痛風対策で最も重要なのは、
日本人に多い
「尿酸を排泄しにくい体質」を考慮し、
尿酸をため込まない生活を続けることです。
基本となる対策は次のとおりです。
●水分を十分に摂る
●適正体重を維持する
●DASH食を中心としたバランスの
良い食事を心がける
●アルコールや果糖飲料を控える
●適度な運動を続ける
●尿を酸性にし過ぎない
食生活を心がける
●必要に応じて薬物療法を受ける