骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の予防・改善まとめ【2025年版】

2026年08月01日 16:59
カテゴリ: 老化予防

1. 骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症とは、骨の量(骨密度)や
骨の質が低下し、骨がもろくなって
骨折しやすくなる病気です。

骨は一度作られたら
変わらないものではなく、
常に「古い骨を壊す(骨吸収)」と
「新しい骨を作る(骨形成)」を
繰り返しています。
このバランスが崩れると、
骨が減っていきます。

特に注意が必要な骨折:
●背骨(脊椎)の圧迫骨折
●股関節(大腿骨近位部)の骨折
●手首の骨折

骨粗鬆症は初期には
症状がほとんどありませんが、
骨折をきっかけに生活能力が
低下することがあります。

そのため、骨折を起こさないための
予防が最も重要です。

2. 骨を強くする基本戦略

骨粗鬆症対策は、次の3つが柱です。

① 骨の材料を十分に取る
 (栄養)
② 骨に刺激を与える
 (運動)
③ 骨を弱くする要因を減らす
 (生活習慣)

3. 栄養による予防・改善

① カルシウム:骨の材料

カルシウムは骨の主成分です。

目標量の目安
1日700〜800mg程度

食品例
●牛乳、ヨーグルト、チーズ
●小魚
●豆腐、納豆
●小松菜などの緑黄色野菜

不足すると骨密度低下につながります。

② ビタミンD

カルシウムを取っても、
ビタミンDが不足すると
体への利用効率が下がります。

目標量の目安
1日15〜20µg(600〜800IU)

食品例
●鮭
●サバ
●イワシ
●きのこ類

また、適度な日光浴に
よって皮膚でも作られます。

③ ビタミンK

骨形成に関わるタンパク質を活性化します。

食品例
●納豆
●ブロッコリー
●ほうれん草

特に納豆はビタミンKが豊富です。

④ たんぱく質

骨はカルシウムだけではなく、
コラーゲンなどの
タンパク質からもできています。

目安
体重1kgあたり約1g/日

例:
体重60kgの場合 → 約60g/日

食品例:
●肉
●魚
●卵
●大豆製品
●乳製品

高齢者では筋肉低下(サルコペニア)
予防にも重要です。

⑤ 大豆イソフラボン

大豆イソフラボンは、女性ホルモン
(エストロゲン)に似た働きをする
「植物性エストロゲン」の一種です。

閉経後はエストロゲンが減少することで
骨が急速に減りやすくなりますが、
大豆イソフラボンには
次のような作用が報告されています。

●骨吸収(骨が壊される働き)を抑える
●骨密度の低下を緩やかにする可能性がある
●骨代謝マーカーを改善する可能性がある

食品例:
●納豆
●豆腐
●豆乳
●味噌
●おから
●厚揚げ・油揚げ

4. 運動による予防・改善

運動には2つの効果があります。

① 骨を刺激して骨量を維持する
② 筋肉とバランス能力を高め、
  転倒を防ぐ

 ① 荷重運動(骨への刺激)

 骨は適度な負荷を受けることで
 維持されます。

 おすすめ:
 ●ウォーキング
 ●階段昇降
 ●軽いジョギング

 目標:
 ●できる範囲で毎日歩く
 ●長時間座り続けない

 ② 筋力トレーニング

 筋肉を維持すると転倒予防になります。

 おすすめ:
 ●スクワット
 ●かかと上げ
 ●太ももの筋力運動

 例
 スクワット:
 ●5〜15回
 ●1日3回程度

 ③ バランス運動

 転倒を防ぐために重要です。

 おすすめ:
 ●片脚立ち
 ●太極拳
 ●バランス練習

 ロコトレ例
 開眼片脚立ち
 ●左右1分ずつ
 ●1日3回
※不安定な場合は必ず支えを使います。

記事一覧を見る