胆石とは

2026年07月31日 18:00

胆石は、胆のうや胆管にできる石です。
胆汁の成分(
コレステロールやビリルビンなど)が
固まって形成されます。
胆石があっても症状が
ない人も多くいます。

種 類

●コレステロール結石:最も多いタイプ。
 胆石の表面や内部にカルシウム(石灰)
 が沈着して硬くなることです。

  ●石灰化していない胆石
   コレステロールが主体
   ウルソデオキシコール酸で
   溶ける可能性がある
   CTで写りにくいことがある

  ●石灰化した胆石
   カルシウムが多く硬い
   ウルソデオキシコール酸では
   ほとんど溶けない
   CTで白く写りやすい

●色素結石:ビリルビンが主成分。
●胆管結石:胆管内にできる、
 または胆のうから移動した石。

原因・なりやすい人

●肥満 ●脂質の多い食生活
●急激なダイエット ●女性
●40歳以上 ●妊娠・出産歴
●糖尿病 ●家族歴
●長期間の絶食や栄養状態の変化

主な症状

症状がないことも多いですが、
石が胆のうの出口をふさぐと
次のような症状が現れます。

●食後30分~2時間程度に始まることが多い
 (特に脂っこい食事の後)
●右上腹部またはみぞおちが強く痛む
●背中や右肩に痛みが広がることがある
●30分~数時間(多くは1~6時間)
 続いて自然に治まる
●発作のように繰り返す

似た症状の病気

食後の痛みは、胆石以外でも起こります。

●胃潰瘍・十二指腸潰瘍(みぞおちの痛み)
●胃食道逆流症(GERD)
●急性膵炎(激しい上腹部痛)
●機能性ディスペプシア
●胆のうに石がなくても起こる
 胆のう機能障害

重症化すると

●発熱
●黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
●強い腹痛が続く

これらは胆のう炎や胆管炎などの
可能性があり、早急な受診が必要です。

予 防

●適正体重を維持する
●急激な減量を避ける
●バランスの良い食事を心がける
●適度な運動を続ける
●糖尿病などがあれば適切に管理する

食事と生活上の対策

🔶発作が起こりやすい人

発作が特定の食事後に繰り返される場合は、
その食事を控えることで症状を
減らせる可能性があります。

一度に大量の脂肪を取ると胆のうが
強く収縮するため、
次の食品で症状が出る人もいます。

●揚げ物 ●脂身の多い肉
●生クリーム ●バター
●大量の卵料理
●大盛りの食事

ただし、食事制限で既に
ある胆石が消えるわけではありません。

極端な無脂肪食も栄養バランスを
崩すため、症状に合わせて量を調整します。

予防・改善に役立つ!?

① ビタミンC

●胆汁中のコレステロールを減らし、
 胆石ができにくくするという報告も
●ビタミンCを十分に摂る人は、
 胆石リスクが大きく低下したという
 研究がある。

② コーヒー(1日2~3杯程度)

●胆のうを適度に収縮させ、
 胆汁の流れを良くする可能性あり
●複数の大規模研究で
 胆石リスクの低下が報告されている。

③ 食物繊維(特に野菜・全粒穀物)

●胆汁酸やコレステロールの代謝を改善。
●胆石の予防に役立つ。

④ マグネシウム

●胆汁中へのコレステロール
 排出を抑える
●胆のうの動きも助ける。
●不足すると胆石リスクが
 高まる可能性がある。

⑤ カルシウム

●胆汁酸の排出を助ける
●シュウ酸の吸収を抑える

⑥ オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)

●胆汁をサラサラにする。
●特に急激なダイエット時の胆石予防に
 有効とされる。

注意が必要なもの

ウコン(クルクミン)

●胆汁の分泌を促す作用が強い。
●すでに胆石がある人は石が動いて
 胆管に詰まる危険があるため、
 自己判断での摂取は避ける。

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