■ お酒を飲むと体で起こること
・アルコール(エタノール)は肝臓で分解される
1.エタノール → アセトアルデヒド(有害)
2.アセトアルデヒド → 酢酸 → 水・二酸化炭素として排出
・この途中で生まれるアセトアルデヒドが、体への悪影響の主な原因
■ なぜ顔が赤くなるのか
・原因:アセトアルデヒドが血管を広げるため
・日本人など東アジア人の約30〜50%は
→ 分解酵素(ALDH2)が弱い体質
・その結果
→ アセトアルデヒドが体内に溜まりやすい
→ 顔が赤くなる(アジアンフラッシュ)
⚠️ 重要ポイント
・顔が赤くなるのは「体質」ではなく危険信号
・飲み続けると食道がんリスクが4〜8倍に上昇
■ なぜ気分が良くなるのか(脳の作用)
アルコールは脳内で3つの作用を起こす:
・ドーパミン増加 → 気分が上がる
・GABA(抑制系)増加 → リラックス
・内因性オピオイド → 幸福感アップ
→ この組み合わせで「ほろ酔い気分」が生まれる
しかし同時に…
・前頭前野(判断力・理性)が低下
・衝動的・大胆な行動をしやすくなる
■ なぜ飲んだ後にラーメンが食べたくなるのか
複数の理由が重なっている:
1.利尿作用
→ 水分と一緒に塩分が失われる
→ 塩辛いものが欲しくなる
2.血糖値の低下
→ 肝臓がアルコール分解を優先
→ 炭水化物が欲しくなる
3.脳の錯覚(最も重要)
→ 空腹を感じる神経(AgRPニューロン)が刺激される
→ 実際は空腹でなくても「お腹が空いた」と感じる
■ その他、体に起こる変化
・体が温かく感じる
→ 実際は深部体温は低下(危険)
・睡眠の質が悪化
→ 寝つきは良くなるが、レム睡眠が減る
・トイレが近くなる
→ 尿を抑えるホルモンが抑制される
・心拍数が上昇
■ まとめ
・顔の赤み・食欲・気分の変化などは
→ すべて体からの「サイン」
・お酒が悪いのではなく
→ 体の仕組みを理解して付き合うことが大切