① 一般的な誤解:マウスウォッシュ=良いもの?
・マウスウォッシュは「口の中を清潔にし、細菌を殺す良いもの」と思われがち
・しかし近年(2025年の研究を含む)では、この常識が覆りつつある
・無差別な殺菌は、口腔内の生態系を破壊してしまう可能性がある
② 口の中の細菌の真実
・口の中には 700種類以上の細菌が存在
・すべてが悪者ではなく、善玉菌も多い
・強い殺菌剤は
・庭全体に除草剤を撒くようなもの
・生き残るのは「薬に強い細菌(耐性菌)」だけ
③ バイオフィルムという厄介な存在
・細菌は単独でなく、バイオフィルムという膜状の要塞を作って集団で生存
・バイオフィルム内の細菌は
・殺菌剤や抗生物質が効きにくい
・防御力は通常の10〜1000倍
・細菌同士で耐性情報を共有する
・これが歯周病が治りにくい理由
④ ニンニクが注目される理由
ニンニクの有効成分「アリシン」
・強い殺菌作用を持つ
・バイオフィルムを通過できる
・細菌同士の「会話(クオラムセンシング)」を妨害
・結果として
・バイオフィルム形成を阻止
・免疫システムが働きやすくなる
・口腔環境を壊さず改善できる
⑤ 研究データによる裏付け
・2025年の大学研究レビュー
・一般的な歯科用殺菌剤(クロルヘキシジン)とニンニク抽出物を比較
・結果
・プラーク抑制・歯周病予防効果は同等
・ニンニクは
・歯の着色
・味覚障害
・耐性菌の増加
が起こらない
・虫歯菌(ミュータンス菌)を 100%減少させた研究も
⑥ 耐性菌(MRSAなど)への効果
・抗生物質が効かない耐性菌に対しても
・バイオフィルムを破壊
・細胞膜を通過して直接作用
・「細菌のドアをこじ開ける」ような働きで耐性化を防ぐ
⑦ ニンニクの正しい使い方(重要)
アリシンを最大化するコツ
・ニンニクを刻む・潰す
・すぐに加熱しない
・刻んでから 10分以上置く
・アリン+アリナーゼ → アリシン生成
・加熱すると酵素が壊れる
⑧ 生が苦手な人向けの代替法
・アルコールで熟成 → 熟成ニンニク(AGE)
・刺激臭が減り
・有効成分 S-アリルシステイン(SAC) に変化
・効果
・強力な抗酸化作用
・血管を柔らかくし、血管機能を改善
・サプリメントとして市販されている
⑨ ニンニクうがいの方法
1. ニンニク1片を刻んですり潰す
2. 水50〜100ccに入れる
3. 10分以上置く
4. その水でうがい
・口にニンニクの香りは残る
・口臭対策よりも
・歯周病予防
・殺菌・治療目的
に向いている
まとめ
・強すぎる殺菌は口腔環境を悪化させる
・ニンニクは
・バイオフィルムを破壊
・耐性菌にも有効
・口腔内のバランスを保つ
・正しく使えば、マウスウォッシュ以上の効果が期待できる