ビタミンDで心筋梗塞の再発リスクを50%減らせる可能性

2026年01月12日 14:29

結論

心筋梗塞を一度経験した人が、血中ビタミンD濃度を適切に管理すると、再発リスクが約50%減少したという臨床試験結果が報告された。

研究の概要

・研究機関:米国ユタ州 インターマウンテンヘルス

・対象:心筋梗塞発症から1か月以内の患者 630人

・期間:2017年〜2025年(平均3〜7年追跡)

・研究名:TARGET-D試験

従来研究との違い

・過去の研究では
 →「ビタミンDサプリを一律に飲ませても心臓病予防効果は乏しい」とされていた

・今回は
 → 血中ビタミンD濃度を測定し、不足分を個別に補う“目標値管理”を行った点が特徴

ビタミンD管理の方法

・測定項目:血中25(OH)D濃度

・目標値:47 ng/mL(十分とされるレベル)

・実際には 参加者の85%が不足状態

・不足している人には

 ・初期量:ビタミンD3を最大5000IU投与

 ・血液検査を繰り返しながら量を調整

 ・目標値を維持するよう管理

結果

・ビタミンDを管理したグループ
 → 心筋梗塞の再発リスクが 約50%減少

・脳卒中や入院など他のイベントでは大きな差は見られなかった

・特に「心筋梗塞の再発予防」に強い効果が確認された

なぜ効果があるのか?

・ビタミンD不足の人ほど

 ・動脈硬化が重症

 ・心血管が傷んでいる

・心臓発作は

 ・夏に少なく、冬に多い
  → 日照不足 → ビタミンD不足との関連が示唆される

実生活でのポイント
① 食事だけでは不足しがち

・含まれる食品:

 ・魚(サケ・サバ)

 ・卵黄

 ・きのこ類

・ただし通常の食事では十分量を摂りにくい

② 日光浴

・冬:15分程度

・夏:直射日光は5分以内

・紫外線が気になる人は抗酸化(例:ビタミンC)も意識

③ サプリメント

・目安量:800〜1000IU/日

・冬場や不足が疑われる場合はやや多めも可

・安価で安全性が高いが、過剰摂取は避ける

まとめ

・ビタミンDは「骨のビタミン」だけでなく
 心臓の健康を支える重要な栄養素

・特に
 心筋梗塞後の再発予防において非常に有望

・将来の心臓を守る一歩として
 ビタミンDを意識的に補うことが重要

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