心筋梗塞や狭心症は突然起こるわけではなく、発作前に体がサインを出していることが多い。
しかし多くの人が「気のせい」と見逃してしまうため、早期発見が非常に大切。
🔥 心臓発作の前兆サイン(7つ)
① 胸の痛み・圧迫感
・胸がギュッと締めつけられる、重い、焼けるように痛む
・胃の不快感として出る場合も
・階段や早歩きなど“動いた時だけ”痛む → 労作性狭心症(危険)
・女性は背中・肩・上腹部痛で現れやすい
➡ すぐ受診すべき重要サイン
② 左腕のしびれ・重だるさ
・肩〜腕〜手先にかけてのしびれ
・姿勢のせいにされがち
・胸痛がなくても心臓が原因のことがある
➡ 「左腕だけ変な違和感」が続く場合は要注意
③ 吐き気・嘔吐・胃の不調
・食べ過ぎや胃腸炎と誤解しやすい
・心臓血流の低下 → 自律神経が乱れ吐き気を引き起こす
・高齢者は胃症状だけで発症することも
➡ 胃薬で治らない胃の不快感は心臓を疑う
④ 目まい・失神しそうな感覚
・心臓のポンプ機能低下 → 脳に血液が届かない
・不整脈や急な心拍低下が隠れていることも
・「立ちくらみだと思っていたら心臓病だった」例も多い
➡ 繰り返す場合は検査を
⑤ 冷汗・手足の冷え・顔面蒼白
・動いていないのに冷汗が出る
・顔色が急に青白い、唇が紫
・身体が“生命の危険”を感じた時の反応
➡ 痛みがなくても発作初期の可能性
⑥ 理由のない強い不安感
・「なぜか落ち着かない」「死ぬ気がする」
・体が異常を察知し自律神経が過活動になるため
・女性・高齢者に多い
➡ 心臓症状前に“心の症状”だけ出ることがある
⑦ 息切れ・呼吸困難
・少し動いただけで息が上がる
・階段が急につらくなった
・高齢者は胸痛なしで“息切れだけ”の場合も
➡ 心不全・心筋梗塞の初期サイン
🩺 心臓発作を招く主な原因(基本の2つ)
① 高血圧
・上が 130mmHg を超えると心血管リスクが急上昇
・血管の内側が傷つきやすくなる → 動脈硬化が進む
② LDL(悪玉)コレステロール高値
・血管に溜まり、狭く・硬くする
・120〜140mg/dL以上でリスク増
・HDL(善玉)が低いとさらに危険
🛡️ 心臓発作を防ぐ3つの方法
① 血圧コントロール
・家庭で定期的に測る
・120〜130以下を目標に
・塩分控えめ、肥満改善、禁煙が重要
② 適度な運動
・週150分の中等度運動(早歩きなど)
・10分×3回でもOK
・血圧改善・コレステロール改善・ストレス軽減に効果大
③ 睡眠の質を高める
・睡眠不足は高血圧・動脈硬化の原因
・寝る前のスマホを控える
・カフェインは寝る3〜4時間前まで
・静かで暗い部屋作りが大切
🌟 まとめ
・心臓は重大な発作の前に必ず何かしらのサインを出しています。
・特に以下があったら、「気のせい」で済ませず医療機関へ相談を。
・胸の圧迫感
・左腕のしびれ
・胃の不調が治らない
・冷汗・息切れ・強い不安感
今日からできる小さな習慣(血圧チェック、軽い運動、良い睡眠)が、
5年後・10年後のあなたの心臓を守る大きな力になります。