✅ 1. イベルメクチンとは?
・元々は寄生虫駆除薬(例:ダニ、疥癬、回虫など)として使用。
・日本の大村智博士が発見・開発に関与し、ノーベル賞受賞。
・非常に安価で、世界中で使用されている薬。
✅ 2. コロナとの関係
・パンデミック時に「新型コロナに効くのでは?」と注目された。
・バイオ実験ではウイルス増殖抑制の可能性が示されたが、臨床試験では効果が確証されず、公式には推奨されていない。
✅ 3. マラリア対策での新研究
・ケニアで3万人を対象とした研究:
・予防的にイベルメクチンを投与した群は、マラリア発症率が26%減少。
・副作用なし、安全性も確認。
・仕組み:薬が血中に残る → 蚊が吸血 → 蚊が死ぬ → 感染拡大を防ぐ。
✅ 4. がん治療への可能性
・動物実験や試験管レベルで:
・がん細胞の増殖抑制
・アポトーシス(細胞死)誘導
・オートファジー活性化(がん細胞の死)
・乳がんの一部(トリプルネガティブ型)に効果の兆しあり。
・今後、抗がん剤との併用治療への応用が期待される。
✅ 5. 炎症や皮膚疾患にも効果
・ニキビや酒さ(しゅさ)などの皮膚炎にも有効とされ、最近は皮膚科でも使用が広がっている。
✅ 6. 旅行時の注意・持参のすすめ
・熱帯地域(アフリカ・東南アジア・中南米)に行く人は、マラリア対策としてイベルメクチンを携帯するのも一案。
・既存の対策(防虫、予防薬)に**「プラスアルファ」として期待**される。
💡 注意点とまとめ
・自己判断での使用は推奨されていない。
・ただし、今後さらに多用途の可能性が広がる薬として注目されている。
・市販で入手も可能(要確認)。一家に常備しておくのも一つの考え。
🏁 結論
イベルメクチンは、寄生虫、ウイルス、マラリア、がん、炎症性疾患など多方面に可能性を示す安価な薬。今後の研究次第では、さらに利用範囲が広がるかもしれません。