アメリカで処方禁止のデパス(エチゾラム)の副作用と注意点

2025年06月09日 12:23

1. デパスとはどんな薬か?

 ・ベンゾジアゼピン系の抗不安薬・睡眠薬。

 ・「不安の軽減」「睡眠導入」「筋弛緩作用」の3つの効果を持つ。

 ・効果が強く、即効性・短時間作用が特徴。

 ・精神科だけでなく整形外科でも処方されることが多い。

2. デパスのリスク(副作用・注意点)

 ・耐性:飲み続けると効果が薄れ、量を増やさないと効かなくなる。

 ・依存性:精神的・身体的に薬が手放せなくなる。

 ・離脱症状:急にやめると不安、不眠、震え、妄想、頭痛などの症状が現れる。

 ・高齢者リスク:筋弛緩作用で転倒しやすくなり、骨折などの危険がある。

 ・せん妄や認知症リスク:一部の研究で可能性が指摘されている。

3. なぜ注意が必要なのか?

 ・日本など一部の国でのみ処方可能。アメリカでは処方禁止。

 ・長年、安易な処方が続き、多くの人が依存や離脱症状に悩んでいる。

 ・日本では2016年からようやく処方日数に制限がかかるようになった。

4. 正しい付き合い方

 ・デパスは「短期間・少量」での使用が原則。

 ・初めて使うなら、まずは依存性が少ない薬から試す。

 ・長年飲んで副作用がなければ、無理にやめる必要はない。

 ・やめたい場合は、医師の指導のもと徐々に減薬することが重要。


デパスは「即効性」「多様な効果」がある反面、「依存性・離脱症状」が強く、扱いの難しい薬です。

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