■ なぜビタミンDが重要なのか?
・日本人の約98%がビタミンD不足という報告あり。
・骨の健康だけでなく、筋力・免疫・精神状態・転倒予防にも関係。
・医師の中には「一番重要なビタミンはD」と答える人も多い。
■ ビタミンDとは?
・カルシウム吸収を助け、骨を強くする栄養素。
・日光(紫外線)を浴びることで皮膚でも合成可能。
・例:東京なら夏で10分、冬は30〜40分程度の直射日光が必要。
・窓越し・日焼け止めでは合成できない。
・ビタミンDには2種類:
・D2(植物性:キノコなど)
・D3(動物性:魚や肉、体内合成もD3)
・吸収率はD3のほうが高い。
■ ビタミンD不足で起こる5つの変化
1.がんリスク上昇(特に大腸がん・乳がん)
2.免疫力低下(風邪や肺炎にかかりやすくなる)
3.うつ病・認知症リスクの増加
4.骨折・転倒・筋力低下
・高齢者・子どもどちらにも影響
・子どもでは「くる病」のリスクも
5.貧血の原因にも(鉄の吸収にも関与)
■ サプリメントでの補い方
・医師や栄養士などと相談の上で使用を検討。
・血液検査(25-OHビタミンD)で不足を確認可能。
■ ビタミンDが多く含まれる食べ物6選(100gあたり)
1.乾燥キクラゲ:85μg
2.干しシイタケ:17μg
3.さんま:13μg
4.焼き鮭:38μg
5.しらす干し:61μg
6.全卵:3.8μg
・推奨摂取量は1日8.5μg。
・鮭やしらすなど動物性食品の方が吸収効率が良い。
・卵を1日1〜2個で推奨量をクリア可能。
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・子どもから高齢者まで、生涯にわたって大切な栄養素。
・特にデスクワークや日照時間が短い地域の人は注意。
・食事・日光・サプリメントで無理なく継続的に補うことが大事。