「ビタミンDについて」

2025年06月06日 16:03

■ なぜビタミンDが重要なのか?
・日本人の約98%がビタミンD不足という報告あり。

・骨の健康だけでなく、筋力・免疫・精神状態・転倒予防にも関係。

・医師の中には「一番重要なビタミンはD」と答える人も多い。

■ ビタミンDとは?
・カルシウム吸収を助け、骨を強くする栄養素。

・日光(紫外線)を浴びることで皮膚でも合成可能。

 ・例:東京なら夏で10分、冬は30〜40分程度の直射日光が必要。

・窓越し・日焼け止めでは合成できない。

・ビタミンDには2種類:

 ・D2(植物性:キノコなど)

 ・D3(動物性:魚や肉、体内合成もD3)

 ・吸収率はD3のほうが高い。

■ ビタミンD不足で起こる5つの変化
1.がんリスク上昇(特に大腸がん・乳がん)

2.免疫力低下(風邪や肺炎にかかりやすくなる)

3.うつ病・認知症リスクの増加

4.骨折・転倒・筋力低下

 ・高齢者・子どもどちらにも影響

 ・子どもでは「くる病」のリスクも

5.貧血の原因にも(鉄の吸収にも関与)

■ サプリメントでの補い方
・医師や栄養士などと相談の上で使用を検討。

・血液検査(25-OHビタミンD)で不足を確認可能。


■ ビタミンDが多く含まれる食べ物6選(100gあたり)
1.乾燥キクラゲ:85μg

2.干しシイタケ:17μg

3.さんま:13μg

4.焼き鮭:38μg

5.しらす干し:61μg

6.全卵:3.8μg

・推奨摂取量は1日8.5μg。

・鮭やしらすなど動物性食品の方が吸収効率が良い。

・卵を1日1〜2個で推奨量をクリア可能。


・子どもから高齢者まで、生涯にわたって大切な栄養素。

・特にデスクワークや日照時間が短い地域の人は注意。

・食事・日光・サプリメントで無理なく継続的に補うことが大事。

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