過敏性腸症候群(IBS) 下痢型 半夏瀉心湯 | 体力中等度で、みぞおちがつかえた感じがあり、ときに悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って軟便又は下痢の傾向のあるものの次の諸症:急・慢性胃腸炎、下痢・軟便、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症 |
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過敏性腸症候群(IBS) 第一選択薬 桂枝加芍薬湯 | 体力中等度以下で、腹部膨満感のあるものの次の諸症:しぶり腹、腹痛、下痢、便秘 しぶり腹とは、残便感があり、くり返し腹痛を伴う便意を催すもののことです。 |
過敏性腸症候群(IBS) 便秘型 桂枝加芍薬大黄湯 | 体力中等度以下で、腹部膨満感、腹痛があり、便秘するものの次の諸症:便秘、しぶり腹 しぶり腹とは、残便感があり、くり返し腹痛を伴う便意を催すもののことです。 |
FODMAPとは、小腸で分解・吸収されにくい糖類(短鎖炭水化物)の総称のことを言います。
FODMAPは、Fermentable(発酵性)、Oligosaccharides(オリゴ糖)、Disaccharides(二糖類)、Monosaccharides(単糖類)、Polyols(ポリオール)の頭文字から付けられたものです。
これら糖類を多く含む高FODMAP食品を摂取することで腹痛や下痢・腹部膨満などの腹部症状が起こる可能性があります。過敏性腸症候群の患者さんが高FODMAP食を大量に摂取することで症状が悪化するとも言われています。FODMAPの含有が少ない食品である低FODMAP食品に日常の食べ物を変えることが、過敏性腸症候群の症状を緩和するのではないか言われています。