一生自分の足で歩くための転倒予防マニュアル

2026年05月16日 11:55

~転ばない体をつくる「環境・歩き方・体操」の基本~

1. 転倒は「年齢のせい」ではない
    高齢になると転びやすくなりますが、
    原因は年齢だけではありません。

    普段の姿勢や歩き方、
    生活環境を見直すことで、
    転倒は十分予防できます。

    転倒による骨折は、
    寝たきりや介護生活に
    つながる大きな危険です。
    そのため、日頃からの対策が
    とても重要です。

2. まずは家の中の危険を減らす
    転倒事故は外よりも、
    実は家の中で多く起こります。

■ 注意すべき場所
  ●カーペットや小さな段差
  ●夜中の暗い廊下
  ●お風呂場や脱衣所

■ 対策
  ●ラグやコードを固定する
  ●足元ライトを設置する
  ●滑り止めマットを使う

安全な環境づくりだけでも、
転倒リスクは大きく減らせます。

3. 転ばないための3つの歩き方
  ① 左足を軸にして歩く
      左足でしっかり体を支え、
      右足を前に出す意識を持つことで、
      体が安定します。

② かかとから着地し小股で歩く
    足裏を転がすように歩く
   「ローリング歩行」を意識します。

  ●かかと → 足裏 → つま先
   の順で体重移動を行うのが
     ポイントです。

また、大股や早歩きは危険なので、
小さめの歩幅で丁寧に歩きます。

③ 目線を上げる
   足元ばかり見ると体が前傾し、
   転びやすくなります。
  「頭を上から糸で引っ張られている」
   イメージで、姿勢を伸ばし、
 遠くを見るように歩くと安定します。

4. 毎日3分の簡単体操
■ つま先立ち運動
    ふくらはぎを鍛え、
    歩く力を高めます。

■ つま先上げ運動
   足先を持ち上げる筋肉を鍛え、
   つまずきを防ぎます。

■ クォータースクワット
   太ももやお尻を鍛え、
   踏ん張れる体を作ります。

※椅子や壁につかまり、
安全に行うことが大切です。

5. 万が一転んだ時の対処法
転びそうな時に手をつくと、
手首や肩を骨折しやすくなります。

■ 正しい転び方
  ●顎を引く
  ●背中を丸める
  ●背中やお尻で衝撃を受ける
柔道の受け身のように「丸く転ぶ」ことで
大怪我を防ぎやすくなります。

まとめ
転倒予防で大切なのは、
●家の環境を整える
●正しい歩き方を身につける
●毎日少しずつ体を動かす

この3つです。
安全に歩けることは、自由に行動し、
自分らしく生きることにつながります。

毎日の小さな習慣が、
将来の健康と安心を支えてくれます。

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