「歩き方」は認知症の早期サインになる⁈

2026年01月18日 12:28
カテゴリ: 老化予防

物忘れより先に、脳の異変は“歩行”に現れることがある。

1.こんな歩き方は要注意(認知症リスクのサイン)
① 歩幅が狭くなる

・すり足・小股になる

・以前より慎重な歩き方になる

・原因は筋力低下だけでなく、脳の指令機能低下の可能性

・脳が転倒を避けるため「安全運転モード」になる

👉 目安

・明らかに以前より歩幅が狭い

・靴1.5~2足分(約40~50cm)以下の印象

⚠ 無理に歩幅を広げるのは逆効果(転倒リスク)

② 歩きながら話すと止まってしまう

・会話・計算・連想をしながら歩けない

・「歩く+考える」が同時にできない

👉 脳の処理能力低下のサイン
(専門用語:デュアルタスク障害)

簡単セルフチェック

・3~4mの廊下を

 ・普通に歩く

 ・動物・果物の名前を言いながら歩く

・明らかに遅くなる・止まる・ふらつく → 要注意

③ 歩き方にばらつき・左右差が出る

・歩幅やスピードが一定でない

・左右で足の出方が違う

・途中で急に速く・遅くなる

👉 歩行リズムを司る脳(大脳基底核・小脳)の機能低下の可能性

チェック方法

・足音が一定のリズムか

・靴底の減り方に左右差がないか

④ 歩くスピードが遅くなる

・横断歩道を青のうちに渡れない

・以前より明らかにゆっくり

👉 歩行速度が遅い人は
認知症リスクが約2倍という研究データあり

目安

・10mを10秒以内で歩けるか

⑤ 歩行の変化+自覚的な物忘れ

・「最近頭が鈍い」「物忘れが増えた」と自覚がある

・目的地を忘れる、慣れた道で迷う

・段取りが立てにくい

👉
歩行低下+自覚的物忘れ
= MCI(軽度認知障害)の重要サイン

2.重要なポイント

・認知症の前段階 MCIは約18%が改善する可能性あり

・早く気づけば、予防・進行遅延が可能

3.認知症を遠ざける歩き方の対策
① 無理をしない

・無理に歩幅・スピードを上げない

・今の脳状態に合った歩き方を尊重

② 「歩く量」を増やす(最重要)

・WHO推奨:週150分

 ・30分×5回

 ・10分×3回でもOK

・完璧を目指さず「継続」が大切

③ 正しい基本姿勢

・背筋を軽く伸ばす

・視線は少し前

・かかと着地

・腕は軽く自然に振る

④ デュアルタスク歩行を取り入れる

・しりとりをしながら歩く

・動物・花の名前を考えながら歩く

・楽しく・安全第一で行う

⑤ 余裕があればインターバル歩行

・早歩き1~3分

・ゆっくり歩き2~3分

・交互に繰り返す

👉 心肺機能向上 → 脳にも良い影響

4.まとめ

・認知症のサインは物忘れだけではない

・歩き方は「第6のバイタルサイン」

・早く気づけば、対策できる

・歩くことは無料でできる最高の予防薬

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