■足の老化を防ぐために知るべきポイント

2025年12月03日 11:54
カテゴリ: 生活習慣病

▼1.見逃してはいけない「足の老化サイン」

日常で気づける足の衰えのサインは以下の5つ。

1.瓶のフタが開けられない

 ・握力低下=全身の筋肉量低下のサイン。

2.横断歩道を渡り切れない

 ・歩行速度低下(1秒1m未満)はサルコペニアの可能性。

3.椅子から手を使わないと立てない

 ・太もも・お尻の筋肉の衰え。

 ・「5回椅子立ち上がりテスト」で12秒以上は要注意。

4.片足立ちで靴下が履けない

 ・バランス能力低下=転倒リスク増。

5.ふくらはぎが細くなる(指輪っかテストで隙間)

 ・サルコペニアの疑い。

▼2.足の老化を加速させる NG行動5つ

1.ちょこちょこ歩きしかしない

 ・大臀筋・ハムストリングスが使われず一気に衰える。

 ・背筋を伸ばし一歩大きめで歩くのが重要。

2.あっさりした食事ばかり(タンパク質不足)

 ・筋肉・骨の材料が不足し、老化が急速に進む。

 ・特に朝に20gのタンパク質を。

3.外に出る時間が1日30分未満

 ・活動量不足+ビタミンD不足で筋肉・骨が弱る。

 ・1日15分で良いので日光を浴びる。

4.小さな痛みを放置する

 ・動かない→筋肉低下→痛み悪化の悪循環に。

 ・整形外科で原因を見つけ、痛みのない範囲で運動する。

5.入院を想定した“筋肉貯金”がない

 ・入院は筋肉が急激に減る(1日で筋肉0.5%減ることも)。

 ・普段から筋肉を蓄えておくことが重要。

▼3.足腰を長く保つための正しい対策

・歩く量+歩き方の質

 ・姿勢をよく、大股で。

 ・早歩き3分+ゆっくり3分のインターバル歩行も有効。

・栄養(筋肉・骨の材料)

 ・タンパク質、カルシウム、ビタミンDをしっかり摂る。

 ・朝にタンパク質を特に意識。

・日光を浴びる

 ・1日15分でOK。

・痛みは放置しない

 ・専門医に相談して、安全に動かす習慣を。

・前向きな気持ちと社会性

 ・外に出て活動し、人と関わることも足の健康の“燃料”になる。

▼4.結論

・足は“気づかぬうちに徐々に”ではなく、
 サインを見逃すと一気に衰える臓器。

・しかし、
 筋肉は何歳からでも増える(90代でも増えた例あり)。

・今日から
 歩き方・食事・日光・運動・痛み管理
 を見直すことで、100歳まで歩ける足腰をつくることができる。

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