・内臓脂肪とは、お腹の奥にある脂肪で、肝臓・腸・腎臓など臓器のまわりにつく脂肪のこと。
・最新のAIを使ったMRI画像の研究で、内臓脂肪が多い人ほど、心臓の血管や筋肉の老化が進んでいる(実年齢よりも「心臓年齢」が高い)ことがわかった。
■ポイント①:脂肪の“場所”が大事
・太っているか(BMI)よりも、どこに脂肪がついているかが重要。
・特に筋肉や肝臓につく脂肪(筋肉内脂肪・脂肪肝)も危険。
・男性の「お腹周りに脂肪がつくタイプ(リンゴ型)」は心臓老化と関係あり。
・女性の「下半身に脂肪がつくタイプ(洋ナシ型)」は、あまり心臓老化とは関係がない。
■ポイント②:なぜ内臓脂肪が悪いのか?
・脂肪細胞はただのエネルギー貯蔵庫ではなく、ホルモンや炎症物質を出す臓器のような役割がある。
・内臓脂肪が増えると、慢性炎症が起き、血管が老化しやすくなる。
・また、糖尿病や高血圧、脂質異常などを引き起こし、動脈硬化や心臓病のリスクを上げる。
■ポイント③:生活習慣との関係
・内臓脂肪を減らすには、単なる運動だけでは不十分。
・以下のような生活習慣の見直しが大事:
・質の良い睡眠(7時間以上が目安)
・腸内環境の改善(善玉菌を増やす)
・ストレス対策(ストレスホルモンは脂肪をためやすくする)
■まとめ
・「痩せてるから安心」は危険。見えない内臓脂肪が心臓の老化を早める可能性がある。
・若々しい心臓を保つためには、脂肪の付き方・生活習慣・腸内環境・睡眠に気をつけることが大切。