🔹1. 日本人の8割以上がタンパク質不足
・厚労省の調査では、1日平均タンパク質摂取量は約70g(2019年)。
・これは戦後と同じ水準で、現代人の必要量に対しては不足気味。
・不足の原因:
・摂取量が足りない
・腸でうまく吸収できていない
🔹2. タンパク質が吸収されない「落とし穴」=腸漏れ(リーキーガット)
・腸の粘膜が壊れて、必要な栄養素が吸収されず、有害物質が体内に漏れ出す状態。
・特に小腸は栄養の吸収と免疫の要。
・日本人の約70%以上に腸漏れの可能性。
🔹3. 腸漏れの原因
1.タンパク質不足(腸の細胞が再生できず劣化)
2.腸内環境の悪化(ディスバイオシス)
3.未消化の炭水化物の過剰摂取
・白米・パン・うどんなどの消化が遅く、腸内で滞留
・結果:腸内環境悪化→腸漏れ促進
4.小麦グルテン不耐症
・グルテンが腸に張り付いて炎症を引き起こす
5.乳糖不耐症(日本人の90%)
・牛乳・ヨーグルト・チーズなどが腸を刺激し、漏れの原因に
✅ 健康寿命を延ばす「タンパク質の摂取と腸ケア法」
🔹1. 腸漏れを防ぐ食事法
・糖質制限(1日100g以下)
・グルテン・乳製品断ち(3~5日間)
・不調が改善されるかで、体質をチェック
・腸内環境を整える食物繊維を積極的に摂る
・高発酵性食物繊維(ハイマック)が有効:
・アラビノキシラン(全粒粉など)
・βグルカン(大麦、きのこ類)
・ペクチン(リンゴ、おくら)
・イヌリン(玉ねぎ、ごぼう)
・フラクトオリゴ糖(バナナ、にんにく)
・レジスタントスターチ(冷やご飯)
🔹2. 腸粘膜を強化する「天然の栄養素」
・ビタミンD
・腸粘膜の結合を強くし、腸内細菌の多様性もUP
・卵、魚、日光浴、サプリで補う
・血中濃度は「50~80 ng/mL」が理想
🔹3. タンパク質の正しい摂取量とタイミング
・1日あたり:体重×1~1.5g
・体重60kgの人 → 60~90g
・1食あたり目安
・男性:30~40g
・女性:25~30g
・食品例(100g中):
・肉・魚:約20g
・卵1個:約6g
・納豆1パック:約8g
・取りすぎや少なすぎもNG
・多すぎ → 有害物質や腸漏れの原因
・なすぎ → タンパク質合成スイッチが入らない
🔹4. タンパク質の吸収を高める方法
・「12時間断食」:ケトフレックス12/3
・1日のうち12時間は何も食べない
・就寝3時間前には食事を終える
・効果:オートファジー活性化、腸・細胞のリセット、脳の健康にも◎
✅ まとめ
・タンパク質不足の背景には腸の機能低下(腸漏れ)がある。
・腸漏れを改善・予防するには:
・炭水化物の過剰摂取を避ける
・小麦・乳製品を一時断つ
・食物繊維とビタミンDを意識的に摂取する
・適切なタンパク質量を、毎食バランスよく摂る
・腸内環境が整えば、タンパク質もしっかり吸収され、健康寿命が自然と伸びる!