🚻 便秘の2つの主なタイプ
① 器質性便秘
・原因:病気(腫瘍、腸閉塞など)
・対策:医療機関での診断・治療が必要
② 機能性便秘(病気はないが腸の働きに問題がある)
さらに3つに分類されます:
1. 大腸通過時間遅延型
・特徴:便が週1回程度しか出ない。腸全体の動きが鈍い。便が硬くなる。
・対策:
・排便習慣(毎日決まった時間にトイレ)
・水分補給・適度な運動
・薬物治療(潤滑性の下剤や腸の運動を促す薬)
・食物繊維の摂りすぎ注意(逆効果の場合も)
・難消化性デキストリンの摂取が有効
・腹部マッサージ(1日15分、週5回)
2. 大腸通過時間正常型
・特徴:腸の動きは正常だが、便が少ない・お腹の張り・腹痛
・原因:食物繊維・水分不足
・対策:
・食事療法(食物繊維の摂取:1日24g以上目標)
・食材例:切り干し大根、ごま、プルーン
・プルーンは50g以上で効果、乾燥プルーンが便利
・水分も一緒に摂ることが重要
・サイリウムなどのサプリも有効
3. 機能性便排出障害
・特徴:便が直腸にあるのに出し切れない感覚。普通の下剤は効かない。
・原因の一部:洋式トイレによる姿勢の影響
・対策:
・洋式トイレで前傾姿勢を取る
・足台を置いて「しゃがむ姿勢」に近づける
🌟 全タイプ共通の便秘改善習慣
・乳酸菌食品の摂取(ヨーグルト、納豆など)
・規則正しい食事
・十分な睡眠
・適度な運動
✅ 結論
便秘はタイプにより対策が異なるので、自分に合った方法を知ることが大切です。生活習慣や食事の見直しが改善のカギになります。