【1. 歩く力が人生を左右する】
・自分の足で歩き続けられるかどうかは、日々の足腰への意識と取り組みが決定的。
・正しく鍛えれば、年齢に関係なく歩く力を維持できる。
・歩けることは移動手段だけでなく、心身の健康や社会とのつながり、生きがいにも直結。
【2. 鍛えるべきは「下半身の筋肉」】
・年齢とともに筋力は低下し、放置すれば健康寿命が短くなる。
・下半身の筋肉は意識的に鍛える必要がある。
・特に大切なのは、以下の5つの筋肉(部位):
✅ 歩行力を支える5つの重要な筋肉
① 骨盤底筋
・尿漏れ予防、ホルモン分泌(特にテストステロン・エストロゲン)活性化に効果。
・姿勢や内臓の位置維持にも関与。
🟠 トレーニング方法(骨盤底筋体操/ケーゲル体操)
・背筋を伸ばして椅子に座るか仰向けになる
・肛門・尿道・膣を「キュッ」と締めるイメージで5秒間キープ
・5秒休む
・これを10回繰り返す(朝昼晩、1日3セット目安)
💡コツ:お腹やお尻に力が入らないように注意し、呼吸は止めずに自然に。
② 腸腰筋(ちょうようきん)
・上半身と下半身をつなぐ重要な深部筋。
・姿勢維持と足を持ち上げる動作に不可欠。
・弱ると「スウェイバック姿勢(首が前に出る)」になり、転倒リスクが増加。
🟠 トレーニング方法(レッグレイズ)
・仰向けに寝て、片足ずつまっすぐ上げ下げする
・片足10回ずつ、ゆっくり行う
・または椅子に座って膝を胸に引き寄せるように上げ下げ
💡ポイント:腰を反らさず、足を持ち上げる時に腸腰筋を意識する。
③ 股関節周辺の筋肉
・46種類以上が関与し、全身のバランスや膝の安定に関与。
・弱るとO脚・X脚になりやすく、膝への負担が増す。
🟠 トレーニング方法(ヒップアブダクション)
・横向きに寝て、上側の脚をまっすぐゆっくり上げる
・10回×左右2セットずつ
・立った状態で片足を外側に振る動きでも代用可
💡注意:骨盤がブレないように意識。股関節を動かすことを感じる。
④ 大腿四頭筋(太もも前面)
・膝の安定やスクワットなどで鍛えるのが効果的。
・基礎代謝UP、成長ホルモン分泌の促進にも寄与。
・特に更年期以降の女性は骨を守るためにも重要。
🟠 トレーニング方法(イススクワット)
・椅子の前に立ち、座るようにゆっくり腰を下ろし、また立ち上がる
・10回×2セット(深くしゃがまなくてOK)
💡フォーム重視:膝がつま先より前に出ないように注意。
⑤ 呼吸筋(横隔膜など)
・意識的に動かせない筋肉だが、呼吸の質は健康に直結。
・姿勢改善・体幹トレーニングを通じて間接的に強化可能。
🟠 トレーニング方法(腹式呼吸)
・背筋を伸ばして座り、鼻から息を吸いながらお腹を膨らませる
・口からゆっくり吐きながらお腹をへこませる(5秒以上かける)
・10呼吸×朝夕の1日2回が目安
💡慣れてきたら、目を閉じてリラックスしながら行うと効果倍増。
🌱 【まとめ:今すぐ始められる健康習慣】
・毎日3分の簡単トレーニングでも未来は変えられる。
・大切なのは「無理なく・継続できる」運動を習慣にすること。
・筋肉は年齢に関係なく鍛えられる。だから、始めるなら“今”。