「敗血症」は単に血液中に菌が
存在する「菌血症」とは異なります。
敗血症とは、
感染症をきっかけに免疫が過剰反応し、
全身に炎症が広がって臓器障害を
引き起こす状態を指します。
炎症が制御できなくなると、
多臓器不全 → ショック
→ 死亡に至る可能性があります。
●2010年から2017年にかけて、
患者数は約10万人
→ 36万人へと増加。
●入院患者に占める割合も、
3% → 5%に上昇。
●敗血症による死亡者数も
約2.3倍に増えています。
●著名人が敗血症で亡くなる
ケースも報道され、
社会的関心が高まっている
1.呼吸が速くなる
(1分間に22回以上)
→ 代謝性アシドーシスを
補うための兆候。
感染症に加えてこの症状が
ある場合重症の可能性があります。
2.意識の変化(低下)
→ ぼんやりしている、
反応が鈍いなど。
中枢神経系への
影響が疑われます。
3.発熱または低体温
→ 異常な体温変化は、
免疫や体温調整機能の
破綻のサイン。
特に低体温は
重症の可能性が高いです。
4.尿量の減少
→ 腎機能の低下や
ショック状態を示します。
尿量が1日100ml以下は危険。
5.血圧の低下
→ 上の血圧が100mmHg以下は注意
薬で平均血圧を65mmHg以上に
保つ必要がある場合、
敗血症性ショックと診断されます。
血液検査で見られる異常の例:
●ビリルビンの上昇:
肝障害の可能性
●クレアチニンの上昇:
腎機能の低下
●血小板の減少:
播種性血管内凝固(DIC)の兆候
●乳酸値の上昇:
組織への酸素供給不足を示唆
特に注意が必要な人:
●高齢者(65歳以上)
●乳幼児(特に1歳未満)
●持病のある人
(糖尿病、肥満、がん、
自己免疫疾患など)
●免疫抑制薬
(ステロイド、抗がん剤など)
を使用している人
●ICU(集中治療室)に
入るような重症者
●栄養状態が悪い、または著しく
体力が低下している人
免疫力を保つ生活習慣
●食事: ビタミン、ミネラル、
タンパク質を含むバランスの良い食事
●運動: 有酸素運動+筋トレで体力維持
●睡眠: 質の良い十分な睡眠
敗血症は、
感染症を引き金とした
免疫の暴走により、
命に関わる深刻な状態に
至ることがあります。
発症数・死亡者数は
年々増加しており、
高齢者や基礎疾患を
持つ人は特に注意が必要です。
呼吸、意識、体温、尿、
血圧などの変化に気づいたら、
早急に医療機関を受診しましょう。
また、
日頃から免疫力の維持を
意識した生活を心がける
ことが大切です。