🍬「糖類の摂りすぎ」が脂質異常やがんリスクを高めるという話

2025年04月29日 15:35

⚠ 糖類ががん細胞の“エサ”になる理由:
 ・糖類(砂糖・炭水化物など)を摂ると血糖値が上がる
 → インスリンというホルモンが大量に分泌される
 → インスリンは「細胞を増殖させる作用」があり、
 → がん細胞の成長も助けてしまう可能性がある

 ・特にがん細胞は「ワールブルグ効果」という代謝特性を持つ
 → 通常はミトコンドリアでエネルギーを作るが、
 → がん細胞は酸素があってもブドウ糖を大量に消費し、乳酸を作る
 → この過程でどんどん増殖する

🚫【がんや脂質異常を招く、注意すべき糖類】
① 加糖(果糖・フルクトース)
 ・甘味飲料(フルーツジュース、野菜ジュース、炭酸飲料)に多く含まれる

 ・中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロールを上昇させる

 ・がんの増殖を助けることが研究で示されている

   ・例:100%果汁ジュースを1日250ml飲むとがんリスクが31%上昇(2023年のメタ解析)

 ・固形の果物(りんご、みかんなど)は繊維質や抗酸化物質があり、むしろがん予防効果があるとされている

② ブドウ糖(グルコース)
 ・「糖類」の一種で、白米・パン・じゃがいも・小麦粉などの主食にも含まれる

 ・ガムシロップやジュース、砂糖菓子にも「ブドウ糖果糖液糖」として大量に使われる

 ・すぐに体に吸収され血糖値を急上昇させる

   ・→ インスリン急増 → 細胞増殖刺激(がんの増殖促進)

   ・→ コレステロール増加・糖尿病の原因にも

③ コーンシロップ(異性化液糖)
 ・トウモロコシから作られた甘味料。清涼飲料水やお菓子に多い

 ・アメリカでは砂糖の代替品として一般的

 ・コーラ、エナジードリンク、チョコ、ヨーグルト、加工肉など広く含有

 ・研究結果(2023年)では、清涼飲料水を1日1本以上飲む人は、肝臓がんの発生率が有意に高い

 ・コーラ500mlには糖質56.5g → 日本の1日推奨量(25g)の2倍以上

✅【体に良い糖類:がんや脂質異常を防ぐ】
① オリゴ糖
 ・小腸で吸収されず、大腸まで届き善玉菌を増やす

 ・腸内環境が整い、便通改善、炎症抑制、腸がん予防に効果

 ・大豆、玉ねぎ、ごぼう、バナナなどに含まれる

 ・市販のサプリ・シロップでも摂取可能(1日2~10gが目安)

 ・急に摂るとガス・腹痛を起こすことがあるので少量から開始が◎

② はちみつ(適量なら有効)
 ・自然由来でポリフェノールや抗酸化成分を含む

 ・適量摂取で、悪玉コレステロールの低下、善玉コレステロールの上昇が期待

 ・肝臓がんの抑制効果も一部研究で報告あり

 ・ただし、1日大さじ1〜2杯までが上限。摂りすぎ注意

🧘‍♀️【実践アドバイス】
 ・スーパーで売られている多くの加工食品や飲料に**「糖類」「果糖」「異性化液糖」**が含まれている
   → 裏面の成分表示をチェックする習慣をつけよう

 ・「甘いものを一切やめる」必要はなし。
   → 液体や加工食品由来の糖類を減らし、自然な形で摂ることがポイント

 ・甘味が欲しい時は:
   → はちみつ、果物(固形)、オリゴ糖を活用してみる

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