体に蓄えられた脂肪は、
そのままでは使う(燃やす)ことができません。
まず脂肪細胞から脂肪が分解され、
血液中に放出されます。
分解された脂肪は、
筋肉や肝臓の細胞内にある
ミトコンドリアで使われ、
エネルギーとして消費されます。
ダイエットが必要な人は、
この「脂肪を使う力(ミトコンドリアの働き)」が低下していることが多いです。
極端な食事制限は代謝を下げ、
脂肪が燃えにくい状態を招きます。
脂肪は燃焼されると、
最終的に二酸化炭素(呼吸)と
水(尿・汗)として体外へ排出されます。
でも、ここで一番大事なのは――
脂肪は、分解されなければ
その後の「使う」「出す」に進めません。
つまり、
運動しても
食事を気をつけても
我慢しても
そもそも脂肪が分解されにくい状態では、
思うように脂肪は落ちにくいのです。
実は、それだけではかなり大変です
運動で1kgの脂肪を消費するに
単純に計算すると、脂肪1kgは
約9,000kcalに相当すると言われています。
これを運動だけで消費しようとすると、
フルマラソン約3〜3.5回分に匹敵します。
👉 つまり、運動だけで脂肪1kgを
落とすのは、現実的にはかなり難しいのです。
運動の本当の役割は、脂肪を直接大量に
減らすことではありません。
👉 「脂肪を使いやすい体」を
つくることにあります。
実際、脂肪1kgを運動だけで
減らそうとすると、何十時間もの運動が
必要になります。
では、効率よく脂肪を分解するには――
脂肪が実際に燃え始める前には、
細胞の中でさまざまな情報伝達が
行われています。
その中でも重要なのが、
⚪︎アデニル酸シクラーゼ:
脂肪分解を進める“スイッチ”の役割(ヤセ酵素)
⚪︎ホスホジエステラーゼ:
その流れに“ブレーキ”をかける役割(デブ酵素®️)
です。
この2つのバランスによって、
脂肪が分解されるかどうかが
調整されています。
人の体は本来、飢餓に備えて
エネルギーを無駄に使いすぎないようにする
仕組みを持っています。
そのため、必要以上にエネルギーを
消費しないよう「ブレーキ」を
かける方向にも働きます。
つまり体は基本的に、脂肪を
どんどん燃やすのではなく、
👉 できるだけ消費を抑えて
守ろうとする性質があるのです。
そのカギのひとつが――