1. 肺がんは日本で死亡数1位のがん
・日本では毎年 約7万5千人 が肺がんで死亡。
・初期は ほとんど自覚症状がない「沈黙のがん」。
・咳や息苦しさに気づいた時には ステージ3~4 のことも多い。
しかし実は、
肺以外の場所(特に手や指)にサインが出ることがある。
患者の 約10人に1人 が手の異変を経験していると言われている。
肺がんで現れる「手・腕」の5つのサイン
① 手首の関節の腫れ・痛み
(肥大性骨関節症)
特徴
・手首が ジンジン痛む・腫れる
・関節リウマチと間違われやすい
・リウマチ薬が効かないケースもある
原因
・がん細胞が出す物質が血液を通って骨の膜(骨膜)に炎症を起こす
ポイント
・肺がんの治療をすると関節の痛みが改善することも多い
② 指先が膨らむ「バチ指」
(肺がん患者の約30%)
特徴
・指先が 太鼓のバチのように丸く膨らむ
・痛みがなく気づきにくい
・徐々に変形する
原因
・慢性的な 酸素不足
・血管を増やす物質(VEGFなど)が増える
セルフチェック(シャムロスウィンドウテスト)
方法
1.左右の人差し指の爪を合わせる
2.爪の根元を見る
結果
・正常 → ひし形の隙間ができる
・バチ指 → 隙間が消える
※大人になってから形が変わった場合は注意
③ 手のひらがゴワゴワする(稀に)
(トライプパームス)
特徴
・手のひらが牛の胃袋のようなザラザラの皮膚になる
・シワが深くなり厚くなる
重要な事実
・この症状が出た人の 90%以上にがんが見つかる
・その中で 肺がんが最も多い
原因
・がん細胞が出す 成長因子 による皮膚の異常増殖
④ 肩や腕の痛み(五十肩のような症状)
原因
肺の上部にできるパンコースト腫瘍
特徴
・肩から腕にかけて痛み
・電気が走るような痛み
・小指・薬指のしびれ
・夜に悪化しやすい
注意点
・咳など 肺の症状が出ないことが多い
・五十肩や首の病気と誤診されやすい
⑤ 片方の腕・顔のむくみ
(上大静脈症候群)
原因
腫瘍が
上大静脈(上半身の血液を戻す血管)を圧迫する
症状
・顔がパンパンにむくむ
・腕や手が腫れる
・首の血管が浮き出る
・左右どちらか片方だけに出ることが多い
注意
・緊急性が高い症状
・呼吸障害や意識障害の危険あり
覚えておくべき5つのサイン
肺がんの「手のサイン」
1.手首の関節の腫れ・痛み
2.指先の膨らみ(バチ指)
3.手のひらのゴワゴワ
4.肩~腕の痛み(五十肩のような症状)
5.片方の腕や顔のむくみ
早期発見が非常に重要
肺がんの生存率
ステージ 5年生存率
ステージ1 約80%以上
ステージ4 約10%以下
数年早く見つかるだけで人生が大きく変わる。
予防・検査のポイント
特に重要
・年1回の肺がん検診
・喫煙歴がある人は低線量CT検査
また
・指のセルフチェック
・手や腕の異変に気づくこと
が早期発見につながる。
✅ まとめ
肺がんは肺の病気ですが、実は 手・指・腕にサインが出ることがある。
特に
・指の形の変化
・手の皮膚の異常
・原因不明の肩や腕の痛み
がある場合は、呼吸器内科での検査を検討することが大切。