1. 高コレステロールは放置すると危険
・日本人の約4人に1人が脂質異常症と指摘されている
・自覚症状がほとんどないため放置されやすい
・しかし放置すると動脈硬化が進行
・結果として
・心筋梗塞
・脳梗塞
など命に関わる病気の原因になる
そのため、必要に応じて薬が処方されます。
2. 主に使われる「スタチン系」薬とは
脂質異常症で最もよく使われるのがスタチン系薬です。
代表的な薬
ストロングスタチン(効果が強い)
・ロスバスタチン
・ピタバスタチン
・アトルバスタチン
スタンダードスタチン(効果はやや穏やか)
・シンバスタチン
・プラバスタチン
作用:
肝臓でコレステロールを作る酵素を抑え、悪玉(LDL)コレステロールを減らす。
3. スタチン系薬の主な副作用(4つ)
① 肝機能障害
・肝臓の数値(AST・ALTなど)が上昇
・アルコール摂取で悪化しやすい
👉 対策:アルコールを控える
② 筋肉痛(CK値上昇)
・筋肉のエネルギー代謝に影響
・筋肉痛やだるさが出る
👉 対策:
・水分をしっかりとる
・軽いストレッチ
③ 消化器症状
・便秘
・胃もたれ
・下痢
👉 服用時間を朝に変更すると改善する場合あり
※自己判断で変更せず、必ず医師に相談
④ 横紋筋融解症(最も危険)
どんな病気?
筋肉が壊れ、その成分が血液中に流れ出す
→ 腎臓を傷つけ
→ 急性腎障害
→ 最悪の場合、命に関わる
症状
・強い筋肉痛
・脱力感
・茶色い尿
⚠️ この症状が出たらすぐ受診
リスクが高い人
・高用量で服用
・複数のコレステロール薬を併用
・腎機能低下
・一部の抗菌薬や抗真菌薬との併用
※ストロングスタチンの方がリスクは高い
4. 薬に頼らないコレステロール改善法(食事編)
① 野菜を増やす(特に水溶性食物繊維)
水溶性食物繊維は
→ コレステロールを絡め取って排出
多い食材:
・ごぼう
・にんじん
・オクラ
・海藻類
👉 水にさらしすぎないのがポイント
② 調理油を変える
避けたい:飽和脂肪酸(動物性)
・バター
・ラード
おすすめ:不飽和脂肪酸(植物性)
・オリーブオイル
・菜種油
👉 オリーブオイルはLDLを下げ、HDLを増やす効果が期待
③ 青魚を食べる
青魚に含まれる
・EPA
・DHA
効果:
・中性脂肪を下げる
・LDL低下
・HDL増加
例:
・サバ
・イワシ
・サンマ
👉 サバ缶でもOK
④ 大豆製品を取り入れる
・豆腐
・納豆
・味噌
効果:
・水溶性食物繊維
・イソフラボンがLDLを低下
特に納豆は血栓予防にも効果的
⑤ おやつをナッツに変える
ナッツには
・不飽和脂肪酸
・ビタミンE
効果:
・LDL低下
・血圧改善
・血管機能改善
⚠️ 洋菓子やスナック菓子は
・トランス脂肪酸
・大量の砂糖
が多く、コレステロールを悪化させる
5. まとめ
✔ コレステロールが高い状態は放置しない
✔ スタチン系薬には副作用があることを知っておく
✔ 異常を感じたらすぐ医師へ相談
✔ できれば食事改善で薬を減らせるのが理想
大切なのは「薬を怖がること」ではなく、正しく理解すること。
少しずつ生活習慣を整えながら、無理なく改善していきましょう。