1.アトピーの人の汗には糖(ブドウ糖)が多い可能性がある
・2018年の研究で、アトピー性皮膚炎の患者の汗には、健康な人より多くのブドウ糖が含まれていることが分かった。
・本来、汗に糖はほとんど含まれない。
・皮膚が“糖尿病のような状態”になっている可能性がある。
2.原因のカギは「GLUT2」というタンパク質
・GLUT2は本来、肝臓や膵臓にある血糖センサー。
・しかしアトピー患者の汗腺に異常に存在しており、血液中の糖を汗に運んでしまう。
・その結果、「甘い汗」が出る。
3.甘い汗が肌に与える悪影響
・① 皮膚のバリア機能の回復を遅らせる
→ 傷口に砂糖水を塗ると治りが遅くなるのと同じ。
・② 黄色ブドウ球菌が増えやすくなる
→ 糖をエサにして増殖し、アトピーを悪化させる。
・③ 細菌がバイオフィルムを作り、治りにくくなる。
4.背景にあるのは「血糖コントロールの問題」
・インスリン抵抗性(糖尿病予備軍状態)があると、血糖が高くなりやすい。
・高血糖状態が続くと、余分な糖が汗として皮膚に出てしまう。
・40代以降でお腹まわりが気になる人は特に注意。
■ 対策
① 血糖値を安定させる
・野菜から先に食べる(ベジファースト)
・夜の炭水化物を控えめにする
・夜に糖質を多くとると、寝汗が甘くなり、夜中のかゆみにつながる
② 汗対策
・汗をかいたらシャワーで流す
・外出先では濡れタオルでやさしく押さえる
③ 保湿を徹底する
・洗った後すぐに保湿剤を塗る
・肘の内側や脇など擦れる部分は特に注意
■ 結論
肌荒れやアトピーは「皮膚だけの問題」ではなく、
体の糖代謝(血糖コントロール)も大きく関係している可能性がある。
何をしても改善しない肌トラブルがある場合は、
血糖値を意識した生活改善がヒントになるかもしれない。
youtube Dr Ishiguroより参考
https://www.youtube.com/watch?v=-y8OzgeMAQA