昼寝

2026年01月09日 16:00
カテゴリ: 生活習慣

① 昼寝は本当に健康に良いのか

ヨーロッパには「シエスタ」という昼寝の習慣があり、
集中力・判断力の回復、疲労回復、認知機能の維持に効果があるとされています。
さらに、ストレスホルモンを抑え、心臓病や脳卒中のリスクを下げるという報告もあります。

ただし、やり方を間違えると健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。

② シエスタの実際のやり方(ヨーロッパの例)

・主にスペインなどでは

 ・昼休憩は 2〜3時間

 ・時間帯は 13時〜16時、または14時〜17時

・店を閉めたり、一度帰宅して家族と昼食を取る

・仮眠そのものは 15〜30分程度で、長時間眠るわけではない

③ 悪い昼寝①:長すぎる昼寝

・40分以上の昼寝は危険

・深いノンレム睡眠(徐波睡眠)に入る

・起こされると「睡眠慣性(スリープ・イナーシャ)」が起きる

 ・頭がぼーっとする

 ・徹夜明けのようにだるくなる

 ・午後の仕事のパフォーマンスが下がる

④ 悪い昼寝②:遅すぎる昼寝

・15時以降の昼寝は夜の睡眠を妨げる

・朝日を浴びる → セロトニン分泌

・約14時間後、セロトニンがメラトニンに変化 → 眠気が出る

・昼寝をするとこのリズムがずれ、夜に眠れなくなる

・結果として入眠障害につながる

⑤ カフェインを使った「賢い昼寝」

・昼寝前に少量のコーヒーを飲むのは有効

・理由:

 ・体内ではATPが分解され、アデノシンが蓄積すると眠くなる

 ・カフェインはアデノシン受容体をブロックする

・昼寝前にカフェインを摂ることで

 ・深い睡眠に入りにくい

 ・アデノシンが消費されすぎず

 ・夜はしっかり眠れる

※夜にカフェインを摂るのは逆効果

⑥ 悪い昼寝③:環境と姿勢

・明るい・うるさい場所 → 質が悪い

・完全に横になる → 深い睡眠に入りやすい

・深く眠ると目覚めにくく、夜の睡眠に悪影響

ポイント:本気で寝ないこと

⑦ 質の良い昼寝をサポートする方法


・BPM60〜80(心拍数に近いテンポ)

・自然音(川のせせらぎ、波の音)

・ホワイトノイズ

・歌詞なし、日本語でない音楽がおすすめ

香り

・リラックス:ラベンダー、カモミール、ベルガモット

・リフレッシュ:柑橘系

・目覚め:ペパーミント、ユーカリ、ローズマリー

⑧ 昼寝に適した姿勢

・完全に横にならない

・デスクにうつ伏せ、または軽くリクライニング

・首や顔を安定させる姿勢が重要

⑨ 理想的な昼寝の条件

・時間:15〜20分以内(できれば15分)

・時間帯:13〜14時

・夜の睡眠を削らないことが大前提

・睡眠不足を昼寝で補おうとしない

⑩ 午後に眠くなる本当の原因

・丼物・麺類など糖質中心の昼食

・血糖値が急上昇 → インスリン分泌 → 血糖値急降下

・反応性低血糖で強い眠気が出る

▶ 重要な仕事がある日は

・軽食にする、または昼食を抜くという選択もあり

⑪ 睡眠とホルモンの関係

・夜:メラトニン分泌 → 深い睡眠

・ノンレム睡眠中:成長ホルモン分泌

 ・子ども:成長

 ・大人:修復・回復・若返り

・朝:ステロイドホルモン分泌

 ・血圧・心拍・血糖値を上げ、活動モードに

※昼寝でこのリズムを乱すと不眠につながる

⑫ 人には睡眠タイプがある

・朝型(ライオン型):朝から全開、夜は早く眠る

・夜型(オオカミ型):夜に集中、朝が弱い

・中間型(クマ型):最も多い一般的タイプ

・不眠型(イルカ型):リズムが安定しない

▶ 昼寝をするなら、自分のタイプを理解することが重要

⑬ 結論:何のために寝るのか

・睡眠は人生の目的ではない

・目的は「起きている時間のパフォーマンスを最大化すること」

・良い昼寝とは
 昼寝後に最高のパフォーマンスが出せる昼寝

・ぼーっとするなら、その昼寝は失敗

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