食べ過ぎは「意志の弱さ」ではなく脳の仕組みが関係している

2025年12月21日 16:12

・お腹が空いていないのに、甘いものや脂っこいものが食べたくなるのは、脳の働きが大きく関係している。

・世界的に肥満は深刻な問題で、カロリー制限や運動だけではなかなか改善しない人が多い。

カギを握るのは「扁桃体(へんとうたい)」

・脳の扁桃体は、感情や恐怖、ストレスに関わる部位。

・研究(マウス実験)で、
 脂肪や糖分の多い食事やその匂いによって扁桃体が強く活性化し、
 → 空腹でなくても食欲が増すことが分かった。

・扁桃体の活動を抑えると、

 ・食事量が減る

 ・脂肪燃焼が進む

 ・運動量が増える

 ・血糖値が下がる
  など、太りにくい行動や体の変化が起こった。

ストレスが「過食」を引き起こす

・扁桃体は恐怖・不安・ストレスで活性化する。

・そのため、ストレスを感じると甘い物や脂っこい物を食べたくなる(ストレス過食)が起こる。

・肥満を防ぐには、食事制限よりも感情やストレスのコントロールが重要。

すぐできる対策

・運動:ストレスを下げ、脳の働きを整える

・5分間の瞑想:

 ・目を閉じてゆっくり呼吸

 ・その日の出来事や感情を整理する

・瞑想で脳を整理してから睡眠をとると、脳がしっかり休まり翌朝すっきりする

結論

・食べ過ぎや肥満は、脳(特に扁桃体)とストレスの影響が大きい

・「食べないように我慢」よりも、
 ストレス管理・感情の整理・睡眠・運動が過食防止につながる

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