・お腹が空いていないのに、甘いものや脂っこいものが食べたくなるのは、脳の働きが大きく関係している。
・世界的に肥満は深刻な問題で、カロリー制限や運動だけではなかなか改善しない人が多い。
カギを握るのは「扁桃体(へんとうたい)」
・脳の扁桃体は、感情や恐怖、ストレスに関わる部位。
・研究(マウス実験)で、
脂肪や糖分の多い食事やその匂いによって扁桃体が強く活性化し、
→ 空腹でなくても食欲が増すことが分かった。
・扁桃体の活動を抑えると、
・食事量が減る
・脂肪燃焼が進む
・運動量が増える
・血糖値が下がる
など、太りにくい行動や体の変化が起こった。
ストレスが「過食」を引き起こす
・扁桃体は恐怖・不安・ストレスで活性化する。
・そのため、ストレスを感じると甘い物や脂っこい物を食べたくなる(ストレス過食)が起こる。
・肥満を防ぐには、食事制限よりも感情やストレスのコントロールが重要。
すぐできる対策
・運動:ストレスを下げ、脳の働きを整える
・5分間の瞑想:
・目を閉じてゆっくり呼吸
・その日の出来事や感情を整理する
・瞑想で脳を整理してから睡眠をとると、脳がしっかり休まり翌朝すっきりする
結論
・食べ過ぎや肥満は、脳(特に扁桃体)とストレスの影響が大きい
・「食べないように我慢」よりも、
ストレス管理・感情の整理・睡眠・運動が過食防止につながる