・膝が痛いと「体重が重いから」「膝の使いすぎ」と考えがちだが、痩せている人でも膝が痛くなることは多い。
・多くの関節の痛みは、局所ではなく全身の慢性的な炎症が原因になっている。
痛み止めは根本解決にならない
・病院で出される消炎鎮痛剤は、炎症を一時的に抑えるだけ。
・なぜ炎症が起きているかという根本原因には対処していないため、再発しやすい。
変形性膝関節症は全身の炎症と関係する
・以前は「体重が重いから関節が壊れる」と考えられていたが、
最近の研究では、メタボリック症候群(肥満・高血糖・高血圧・脂質異常など)による全身炎症が原因と分かってきた。
・メタボの要因を多く持つ人ほど、膝関節症になりやすい。
重要な栄養素:ビタミンDとビタミンK
・ビタミンD
・骨やカルシウム代謝に関わる
・炎症を抑える働きがあり、不足すると関節トラブルが進みやすい
・痛みを治すというより、進行を防ぐために重要
・ビタミンK
・血液凝固や骨の健康に必要
・関節や血管へのカルシウムの過剰沈着(石灰化)を防ぐ
・不足すると関節が硬くなり、変形や炎症が進みやすい
・納豆などに多く含まれる
結論
・関節の痛みは「膝・腰・肩だけの問題」ではなく、全身の炎症や生活習慣の影響が大きい。
・ビタミンD・Kが不足したままだと、関節炎は悪化しやすい。
・痛みが長引く人は、栄養・生活習慣・全身の炎症という視点で見直すことが大切。