膝の痛みは「膝だけの問題」ではないことが多い

2025年12月21日 16:07
カテゴリ: 関節・ひざ

・膝が痛いと「体重が重いから」「膝の使いすぎ」と考えがちだが、痩せている人でも膝が痛くなることは多い。

・多くの関節の痛みは、局所ではなく全身の慢性的な炎症が原因になっている。

痛み止めは根本解決にならない

・病院で出される消炎鎮痛剤は、炎症を一時的に抑えるだけ。

・なぜ炎症が起きているかという根本原因には対処していないため、再発しやすい。

変形性膝関節症は全身の炎症と関係する

・以前は「体重が重いから関節が壊れる」と考えられていたが、
最近の研究では、メタボリック症候群(肥満・高血糖・高血圧・脂質異常など)による全身炎症が原因と分かってきた。

・メタボの要因を多く持つ人ほど、膝関節症になりやすい。

重要な栄養素:ビタミンDとビタミンK

・ビタミンD

 ・骨やカルシウム代謝に関わる

 ・炎症を抑える働きがあり、不足すると関節トラブルが進みやすい

 ・痛みを治すというより、進行を防ぐために重要

・ビタミンK

 ・血液凝固や骨の健康に必要

 ・関節や血管へのカルシウムの過剰沈着(石灰化)を防ぐ

 ・不足すると関節が硬くなり、変形や炎症が進みやすい

 ・納豆などに多く含まれる

結論

・関節の痛みは「膝・腰・肩だけの問題」ではなく、全身の炎症や生活習慣の影響が大きい。

・ビタミンD・Kが不足したままだと、関節炎は悪化しやすい。

・痛みが長引く人は、栄養・生活習慣・全身の炎症という視点で見直すことが大切。

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