果物は血糖値にとって敵か味方か?

2025年06月24日 16:37

🍎 果物に含まれる糖の種類と特徴
・果物の糖は主に「果糖(フルクトース)」と「ブドウ糖(グルコース)」

・砂糖(ショ糖=スクロース)は、果糖とブドウ糖が結合したもの

・ブドウ糖:すぐ血糖値を上げやすい

・果糖:直接的には血糖値を上げにくいが、過剰摂取で中性脂肪に変換されやすく、糖尿病リスクも

✅ 果物は悪ではない!重要なのは「量と食べ方」
ポイント①:ジュースより「丸ごと果実」で食べる
・ジュースにすると「食物繊維」が失われ、糖の吸収が早まる

・りんご1個 → 糖分約10g

・りんごジュース1杯 → 糖分30g前後で吸収も早い

ポイント②:食後に少量が理想
・空腹時に食べると血糖値が急上昇しやすい

・食後にデザート感覚で少し食べるのがベター

🌿 血糖値を下げる「果物の栄養素」もある!
・ポリフェノール(例:ブルーベリー、ブドウ・りんごの皮)

 ・インスリンの働きをサポート

 ・スムージーでも効果あり(研究で実証)

・水溶性食物繊維(例:りんご、キウイ、オレンジ)

 ・血糖の吸収を緩やかにする

 ・皮に多く含まれるが、農薬などには注意(オーガニック推奨)

🩺 血糖値が気になる人が注意すべきこと
1. 果物の摂取量の目安
・1日 80〜100 kcal(糖質15g) が推奨

・例:

 ・りんご:1/2個

 ・バナナ:1本

 ・みかん:1個

2. 単独では食べない
・特に空腹時は避ける

・ナッツ・ヨーグルト・チーズなどと一緒に摂取すると吸収が緩やかになる

⚠️ グレープフルーツと薬の飲み合わせに注意
・フラノクマリンという成分が肝臓の酵素を阻害し、薬の分解を遅らせる

・特に注意が必要な薬:

 ・高血圧薬

 ・コレステロール低下薬

 ・心臓病の薬

・医師や薬剤師からの注意書きを必ず確認

📌 まとめ
・果物は血糖値を上げる側面と下げる側面を併せ持つ

・ジュースより丸ごと食べる

・食後に少量、他の食品と一緒に

・正しく食べれば果物は味方になる!

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