🍎 果物に含まれる糖の種類と特徴
・果物の糖は主に「果糖(フルクトース)」と「ブドウ糖(グルコース)」
・砂糖(ショ糖=スクロース)は、果糖とブドウ糖が結合したもの
・ブドウ糖:すぐ血糖値を上げやすい
・果糖:直接的には血糖値を上げにくいが、過剰摂取で中性脂肪に変換されやすく、糖尿病リスクも
✅ 果物は悪ではない!重要なのは「量と食べ方」
ポイント①:ジュースより「丸ごと果実」で食べる
・ジュースにすると「食物繊維」が失われ、糖の吸収が早まる
・りんご1個 → 糖分約10g
・りんごジュース1杯 → 糖分30g前後で吸収も早い
ポイント②:食後に少量が理想
・空腹時に食べると血糖値が急上昇しやすい
・食後にデザート感覚で少し食べるのがベター
🌿 血糖値を下げる「果物の栄養素」もある!
・ポリフェノール(例:ブルーベリー、ブドウ・りんごの皮)
・インスリンの働きをサポート
・スムージーでも効果あり(研究で実証)
・水溶性食物繊維(例:りんご、キウイ、オレンジ)
・血糖の吸収を緩やかにする
・皮に多く含まれるが、農薬などには注意(オーガニック推奨)
🩺 血糖値が気になる人が注意すべきこと
1. 果物の摂取量の目安
・1日 80〜100 kcal(糖質15g) が推奨
・例:
・りんご:1/2個
・バナナ:1本
・みかん:1個
2. 単独では食べない
・特に空腹時は避ける
・ナッツ・ヨーグルト・チーズなどと一緒に摂取すると吸収が緩やかになる
⚠️ グレープフルーツと薬の飲み合わせに注意
・フラノクマリンという成分が肝臓の酵素を阻害し、薬の分解を遅らせる
・特に注意が必要な薬:
・高血圧薬
・コレステロール低下薬
・心臓病の薬
・医師や薬剤師からの注意書きを必ず確認
📌 まとめ
・果物は血糖値を上げる側面と下げる側面を併せ持つ
・ジュースより丸ごと食べる
・食後に少量、他の食品と一緒に
・正しく食べれば果物は味方になる!