心臓の働きが徐々に低下する「慢性心不全」では、以下の症状が現れることがあります:
1.息切れ
心臓のポンプ機能が弱まると、酸素を含んだ血液が全身に行き渡りにくくなり、肺に血液がたまる「肺うっ血」が起きて息切れしやすくなる。
2.疲労感・衰弱
血流不足によりエネルギー供給が低下。食事でも体力を消耗し、栄養が取れず悪循環に陥る。
3.むくみ(浮腫)
心臓のポンプ力が弱くなると、血液が体にたまって足などがむくみやすくなる。
4.動悸
心臓の疲れによって不整脈が起こりやすくなり、胸がドキドキするなどの動悸を感じることがある。
5.運動能力の低下
以前はできていた運動や動作が疲れやすくなり、活動量が減少する。
6.持続的な咳
肺に水がたまり、咳や痰が出ることがある。重症の場合、ピンク色の痰が出ることも。
7.食欲不振
消化器に血液が届きにくくなり、腸がむくんで不快感や消化不良、吐き気などを引き起こし食欲が低下する。
💔 心臓病になりやすい人のリスク要因【9つ】
1.年齢
男性は45歳以上、女性は55歳以上でリスクが上がる。
2.喫煙
たばこを吸う人は血管が傷つきやすく、動脈硬化が進行しやすい。
3.高血圧
血圧が高いと血管に負担がかかり、心臓の病気のリスクが増す。
4.高コレステロール(脂質異常症)
LDL(悪玉)コレステロールが高いと血管が詰まりやすくなる。
5.糖尿病
高血糖により血管がダメージを受け、動脈硬化のリスクが高くなる。
6.肥満
特に内臓脂肪型肥満は心臓病と強く関連している。
7.家族歴(遺伝)
親や兄弟姉妹に心筋梗塞や心臓病を患った人がいるとリスクが高くなる。
8.ストレス
慢性的な精神的ストレスは自律神経を乱し、心臓に悪影響を及ぼす。
9.運動不足
体を動かさない生活は肥満や高血圧、糖尿病などの原因となる。