💡 亜鉛とは?
・体内では作れない「必須微量元素」の1つ。
・食事から摂取するしかない。
・地味だが300以上の酵素の働きに関与する非常に重要なミネラル。
🧠 主な役割
・免疫機能の維持
・細胞の新陳代謝
・味覚の正常化
・皮膚の再生、ホルモンバランス、精子の生成など多岐にわたる。
🦠 腸内環境との関係(相互作用)
1️⃣ 腸の修復に必要
・腸の粘膜は1~3日で入れ替わる。
・亜鉛が不足すると腸粘膜の修復力が低下し、「腸漏れ(リーキーガット症候群)」の原因になる。
2️⃣ 善玉菌を守る
・亜鉛はビフィズス菌やラクトバチルスなど善玉菌の増殖を助ける。
・腸内フローラのバランスを整え、慢性炎症・アレルギー・メンタル不調の予防にもつながる。
3️⃣ 腸内環境が亜鉛の吸収に影響
・腸の状態が良いと亜鉛の吸収率が上がる。
・「腸が元気 ⇔ 亜鉛がよく吸収される」という好循環がある。
🚨 亜鉛不足の症状
・味覚障害(味がしない・苦い)
・免疫力低下(風邪をひきやすくなる)
・集中力低下、疲れやすさ、下痢、爪の異常
・子どもの発育障害(深刻な場合)
🍴 食事での摂取源
食品 含有量(100g中)
牡蠣 約13.2mg(最も多い)
豚レバー 約6.9mg
牛肉(赤身) 約4mg
卵 約4.2mg
納豆 約1.9mg
かぼちゃの種 約7.5mg
チーズ 約3〜4mg
・牡蠣は非常に優秀だが、体質によっては食べられない人も。
・卵と納豆の組み合わせが手軽かつ優秀な選択。
🧪 吸収を助ける工夫
・ビタミンCやクエン酸と一緒に摂ると吸収が良くなる。
・フィチン酸(玄米や豆類に含まれる)やカルシウムの大量摂取は吸収を阻害するため注意。
✅ 特に注意が必要な人
・高齢者
・妊婦
・ダイエット中の人
・ストレスが多い人