私たちが日常的に使用している醤油やみりんなどの調味料の中には、健康に深刻な悪影響を及ぼす“偽物”が存在します。これらを知らずに使い続けることで、がんや味覚障害などのリスクが高まる可能性があるのです。
🥢 【1】偽造された「醤油」の危険性
◉ 本物の醤油との違い
本来の醤油は発酵食品であり、1年以上かけて自然発酵・熟成させて作られます。しかし、現在市場には、わずか数日で製造される「インスタント醤油」が多数出回っています。これらは発酵工程を省略しており、全くの別物です。
◉ 製法と添加物の問題
この「偽醤油」は、以下の工程で製造されます:
・脱脂大豆を「塩酸」で分解
・「水酸化ナトリウム」で中和
いずれも強い腐食性を持つ化学薬品であり、皮膚に触れるだけで危険を伴うものです。この製造過程で、発がん性物質「クロロプロパノール」が生成される可能性があります。
◉ 見た目を整えるための着色料
発酵していないため本来の色が出ず、「カラメルIV(カラメル色素)」で黒く着色されます。この着色料には発がん性の懸念が指摘されています。
◉ 保存性を上げる添加物
酸化を防ぐため、保存料や酸化防止剤が大量に使用されます。その結果、見た目や味が長期間変化しない“不自然な醤油”が完成するのです。
⚠️ 【2】人工旨味による味覚破壊の危険性
◉ 味覚を狂わせる仕組み
「うま味成分」として使われるグルタミン酸ナトリウム(MSG)やイノシン酸ナトリウムなどの人工アミノ酸は、私たちの味覚を“麻痺”させます。
これらに慣れてしまうと、天然の食材(魚・肉・野菜)の繊細な味が感じにくくなり、加工食品への依存が進む恐れがあります。
◉ 例:カップラーメンとの比較
・たまに食べる人:不自然な味に違和感を覚える
・頻繁に食べる人:違和感を覚えず、味覚がすでに鈍化している可能性あり
🔥 【3】「偽みりん」の危険性
◉ 本来の「本みりん」とは?
・もち米、米麹、焼酎を使い、40〜60日間かけて自然発酵させる伝統調味料。
◉ 偽みりんの実態
・市場には「みりん風調味料」や「料理酒」が多く出回っており、本みりんの代用品として使用されがち。
・これらは発酵を行わず、アルコールの代わりに糖類や化学添加物を多用して製造されます。
・健康面では、糖質過多や肝臓への負担が懸念されます。
🧪 【結論】どう見極めるか?
◉ 偽醤油の特徴(避けるべきポイント):
・製造期間が極端に短い(数日)
・成分表示に「アミノ酸等」「カラメル色素」「調味料(アミノ酸)」と記載
・保存性が異常に高く、変色や風味の変化がない
・色が異様に濃く黒い
◉ 本物の醤油の条件:
・「本醸造」と明記されている
・原材料が「大豆・小麦・食塩」のみ
・発酵・熟成期間が長く、冷蔵保存が必要
・色は赤褐色〜紫がかった自然な茶色
🛡️ 【メッセージ】健康を守るには「選ぶ目」が必要
調味料は毎日の食卓に欠かせない存在です。その“質”が、私たちの健康に大きな影響を与えることを忘れてはなりません。
安さや便利さに惑わされず、製法・原材料・成分表示をしっかり確認して、「体に優しい本物」を選ぶ意識が今こそ求められています。