血管と命の関係:詰まりかけたときのサインを知ろう

2025年05月06日 11:27
カテゴリ: 血圧・循環器

人間の体には全長約9万kmもの
血管が張り巡らされており、
全身に酸素や栄養を届けるという
非常に重要な役割を果たしています。

これが詰まってしまうと、
脳や心臓など重要な臓器に
栄養が届かず、最悪の場合死に
至ることもあります。

ただし、
血管が突然詰まることは少なく、
多くの場合は徐々に詰まり始め、
その過程で体にはさまざまな
異変が現れます。

これにいち早く気づければ、
命を守ることが可能になります。

特に注意すべき血管の場所とその兆候

脳・心臓・足の血管に絞り、
詰まりかけたときの
「危険なサイン」について

脳の血管が詰まる寸前に現れる症状
(=脳梗塞の初期症状)

①顔のゆがみ

 ●笑顔を作ると
  顔の左右で差が出る

 ●片方の口角が上がらない、
  水がこぼれる

 ●手足の力が入らない

 ●片側だけ動かしづらい、
  まっすぐ歩けない

 ●片手だけ力が入らない
  「バレー徴候」で確認できる

※目をつぶって両腕を手のひらを
 上にして前に伸ばして
 30秒キープできない
 →バレー兆候かも

②言葉の障害

 ●ろれつが回らない、
  「パタカ」の発音がしづらい

 ●急に話せなくなる、
  言葉が理解できない

③目の異常

 ●視界の半分が見えない
  (左右どちらか)

 ●物が二重に見える

 ●一時的に片目が
  真っ暗になる(※放置厳禁)

④感覚の異常

 ●片側だけ温度や触感が
  わかりにくくなる

 ●突然の感覚変化は特に危険

⑤めまい・吐き気

 ●突然の激しいめまい、
  ふらつき、嘔吐

 ●小脳の血流障害で
  発生することがある

特に重要な3つの症状:
 FASTを覚えよう

アメリカ脳卒中協会の合言葉
「FAST」は、
脳梗塞の初期症状を示すキーワードです。

 ●F(Face):顔の歪み

 ●A(Arm):腕の力が入らない

 ●S(Speech):言葉がうまく出ない

 ●T(Time):発症時間を記録しておく

このうち1つでも当てはまれば、
70%以上の確率で
脳卒中・脳梗塞の可能性が
あるとされます。

一時的な症状でも油断禁物:
TIA(一過性脳虚血発作)
数分で回復してしまう一時的な症状
(片手のしびれ短時間の視野異常など)も
「つまる寸前のサイン」の場合があります。

これは「TIA」と呼ばれ、
脳梗塞の前兆として非常に危険です。

こんな症状があったらすぐ病院へ!

●顔の歪み、片側の手足の麻痺、
 言語障害は要注意

●一時的に改善しても
 放置せず病院へ

●「FAST」を覚えて、
 命を守る行動を

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