「朝に食べると体中の炎症を減らす食材ベスト5」を、医療・科学論文に基づいて紹介。

2025年04月29日 15:12

🧠背景知識:
・日本人の主な死因(がん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病など)には共通して「慢性炎症」が関与している。

・炎症は本来、体を守るための反応(=急性炎症)だが、慢性的に続くと病気の原因になる。

・食生活が炎症に強く影響し、「間違った食事」が慢性炎症を引き起こす。

✅【体の炎症を抑える朝食食材 5選】
① ベリー類(特にブルーベリー)
効果の理由:

・含まれる「アントシアニン」はポリフェノールの一種。

  ・紫色の天然色素で、抗炎症・抗酸化作用が強い。

・炎症を引き起こす物質「サイトカイン」の生成を抑制。

・動脈硬化予防や、善玉コレステロールの増加にも効果あり。

おすすめの食べ方:

・冷凍ブルーベリー(アントシアニン量が増す)。

・ヨーグルトに混ぜたり、豆乳と一緒にスムージーに。

・シロップやジャムは砂糖が多いため避けた方がよい。

② グルテンフリーのパン/全粒穀物パン
効果の理由:

・グルテン(小麦たんぱく)は腸の粘膜に付着しやすく、体内で異物と認識され、慢性炎症を引き起こす。

・全粒穀物は精製されていないため、食物繊維が豊富。

  ・食物繊維がコレステロールと結合して排出を助け、結果として炎症を抑える。

おすすめの種類:

・グルテンフリーパン(米粉パンなど)

・全粒粉パン(スーパーでも入手可能)

③ 生姜(しょうが)
効果の理由:

・生姜の有効成分「ジンゲロール」が、炎症物質(ロイコトリエン・プロスタグランジンなど)の生成を抑える。

・痛みや腫れの緩和に有効(例:関節リウマチ、変形性関節症)

ポイント:

・加熱すると「ショウガオール」という別の成分に変わり、抗炎症効果が減少。

・できるだけ生の状態で摂取するのが理想。

・1日5~10gが目安、取りすぎると胃に負担。

おすすめの摂り方:

・すりおろして味噌汁やドレッシングに。

・納豆やスムージーに混ぜてもOK。

④ 青魚(例:サバ、イワシ、サンマ)
効果の理由:

・オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)が豊富。

・炎症を引き起こす「アラキドン酸(オメガ6系脂肪酸)」の働きを抑制。

・特に現代人はオメガ6が多くなりがちなので、バランスが大事。

おすすめの摂り方:

・サバ缶(水煮や味噌煮)→焼かずにそのまま食べられる。

・朝に魚を焼くのが難しい人に最適。

⑤ 緑茶
効果の理由:

・含まれる「カテキン(エピガロカテキンガレート)」に高い抗炎症作用・抗酸化作用。

・脂肪燃焼も促進し、メタボ対策にも◎(メタボは慢性炎症の原因)

おすすめの摂り方:

・急須でいれた緑茶の方が、カテキン量が多く、効果的。

・目安は1日3杯以上。

・ペットボトルのお茶でもカテキンは含まれているが、効率的摂取には急須がベター。

📝実践のポイント
・一気に全部やろうとせず、できることから少しずつ始める。

・継続することが大事。「スモールステップ」で取り入れよう。

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