🧠背景知識:
・日本人の主な死因(がん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病など)には共通して「慢性炎症」が関与している。
・炎症は本来、体を守るための反応(=急性炎症)だが、慢性的に続くと病気の原因になる。
・食生活が炎症に強く影響し、「間違った食事」が慢性炎症を引き起こす。
✅【体の炎症を抑える朝食食材 5選】
① ベリー類(特にブルーベリー)
効果の理由:
・含まれる「アントシアニン」はポリフェノールの一種。
・紫色の天然色素で、抗炎症・抗酸化作用が強い。
・炎症を引き起こす物質「サイトカイン」の生成を抑制。
・動脈硬化予防や、善玉コレステロールの増加にも効果あり。
おすすめの食べ方:
・冷凍ブルーベリー(アントシアニン量が増す)。
・ヨーグルトに混ぜたり、豆乳と一緒にスムージーに。
・シロップやジャムは砂糖が多いため避けた方がよい。
② グルテンフリーのパン/全粒穀物パン
効果の理由:
・グルテン(小麦たんぱく)は腸の粘膜に付着しやすく、体内で異物と認識され、慢性炎症を引き起こす。
・全粒穀物は精製されていないため、食物繊維が豊富。
・食物繊維がコレステロールと結合して排出を助け、結果として炎症を抑える。
おすすめの種類:
・グルテンフリーパン(米粉パンなど)
・全粒粉パン(スーパーでも入手可能)
③ 生姜(しょうが)
効果の理由:
・生姜の有効成分「ジンゲロール」が、炎症物質(ロイコトリエン・プロスタグランジンなど)の生成を抑える。
・痛みや腫れの緩和に有効(例:関節リウマチ、変形性関節症)
ポイント:
・加熱すると「ショウガオール」という別の成分に変わり、抗炎症効果が減少。
・できるだけ生の状態で摂取するのが理想。
・1日5~10gが目安、取りすぎると胃に負担。
おすすめの摂り方:
・すりおろして味噌汁やドレッシングに。
・納豆やスムージーに混ぜてもOK。
④ 青魚(例:サバ、イワシ、サンマ)
効果の理由:
・オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)が豊富。
・炎症を引き起こす「アラキドン酸(オメガ6系脂肪酸)」の働きを抑制。
・特に現代人はオメガ6が多くなりがちなので、バランスが大事。
おすすめの摂り方:
・サバ缶(水煮や味噌煮)→焼かずにそのまま食べられる。
・朝に魚を焼くのが難しい人に最適。
⑤ 緑茶
効果の理由:
・含まれる「カテキン(エピガロカテキンガレート)」に高い抗炎症作用・抗酸化作用。
・脂肪燃焼も促進し、メタボ対策にも◎(メタボは慢性炎症の原因)
おすすめの摂り方:
・急須でいれた緑茶の方が、カテキン量が多く、効果的。
・目安は1日3杯以上。
・ペットボトルのお茶でもカテキンは含まれているが、効率的摂取には急須がベター。
📝実践のポイント
・一気に全部やろうとせず、できることから少しずつ始める。
・継続することが大事。「スモールステップ」で取り入れよう。